西新井大師の山門の前、参道の左右向かい合わせに二軒の草だんご屋があります。
右手が中田屋さんで、ひだりが清水屋さんです。参拝の道筋を左側よだいたいりにあゆめば清水屋さんの売り子さんが楊枝に刺した
あんこ付きの草だんごを決断力にあふれた手付きで差し出してきます。そのご厚意をそのままうけとるのが、しきたりかなと。
知るかしらずかここでのしきたり作法に抵抗するのもいけない、と従うのです。
ちょっと立ち止まり団子を味わっているうちに、今度は団子の中にあんこを封入した新しいタイプの草だんごも強力におすすめされます。
流れで拒まずいただくのですが、なんとお茶まで薦めてくださりますので、これも拒めず、ご馳走になるのでございます。
しかし、団子というものはピーナッツやチップスのように後をひいていつの間にか一袋全部食べてしまえるようなモノではありません。だから、
団子とお茶のご厚情にお答えするためにも、草だんごの20個入りの小箱ひとつくらいは買わないと気まずくとは思うのですが、それはそれ。
頭を右方向に回して山門に向かって文字通り「何食わぬ顔」して歩き去りましょう。右肩に中田屋さんの鋭い視線を感じるけれども
そのまま山門をくぐってしまいましょう。
本堂へ向かう道筋の左にイボ取りの塩地蔵。右手の手水場で手と口を清めます。そこにお立ちの地蔵菩薩さんのアタマをたわしで
ゴシゴシこすって柄杓で水を流してさしあげるのですが、そういうことされているお地蔵さんご自身が、どのようにお考えになっておられるのだろうような
ことはワタシにはわからんです。
が、なんとなく前からそうしてきたんだし、ね。ちょと面白くもあり、横で見ているどっかのお子さんもやりたいなーって顔してみるし。
やめられません。
またすこし行きますと、線香の煙が立ちのぼるところからこちらをじっとうかがう他人の視線を感じます。
こういう場合、写真を撮ってくれというお願いされることが何故か多い。
なんでだかオレだけが選ばれるように頼まれているような気がします。
そこで。はい一枚・二枚、もう一枚撮りますよって、オレ、人がいいから立って一枚、しゃがんで一枚に中腰で一枚撮って
やるんだね。
しかし、個人的に色んな場所で写真撮影を頼まれることが多い。西新井大師に限らず近所の氷川神社に清瀬の水天宮から京都奈良
の社寺仏閣でも、ときには通りすがりの結婚式なんかでも頼まれた。なんでかね?
なんかオレの額に写真撮ります・撮りたいですってかいてあるのか?
オレってそのテの顔してんの?うちの親はそんなこと言ってなかったな。でもそうなのかな?ま、いいや。
それで参拝後に山門を出れば左の中田屋さんがこっちみる(睨まれているように感じるけど)のでまた団子1個もらって
草だんごを一箱買って帰るんだな。これってどういう因縁なのだろう?
2025年九州場所
三日目、竜電が豪ノ山を寄り切り2勝目を挙げたが眉間の流血ものすごく顔面正中真紅に染まった。その後十日目には翠富士の肩透かしを食らって前に倒れ込んだ竜電
俵に右顔面をこすりつけたか立ってみまわした顔面に血糊がべったり。あたかも斬られ与三か落ち武者か。場内にどよめきが響いた。
一方、宇良には若隆景。宇良が立ち合い低く右四つからマワシをねらったろころ若隆景よく持ち堪え押し出しを決めた。勢い余った宇良は土俵下へと跳んでいく。
宇良、ピンクのマワシ鮮やかにもんどり打って桟敷のお客さんの上へ墜ちたものだ。
えー?大の里の千秋楽休場だって!
そういうことで妄医閑話では2023年ボツになっていた相撲モノの一部をあえてリバイバルしてみました!
・・・・それで、とにかく突然2年前の2023年、そのころなにがあったかな!
2023年のPGAのトーナメントは17番から18番ホール。
11アンダーで先頭をまもる松山。
忠臣蔵なら大石内蔵助が吉良の屋敷の前でオノオノガタといっているような。信長なら雨宿りの今川義元に一期に襲いかからん
とするところ。義経だったら、鹿でも下りおる鵯越をいかで馬で越えられぬことがあるべきものかと一期に下っていく場面。
またあるいは、那須与一が船べりを叩きやんややんやの平家の武将の目前で、女御の扇の的を今まさに射抜かん
南無八幡大菩薩、よっぴいてひよと射ようとせん、まさにその時かこの時か。
そんな、場面だ。
18番、松山英樹の第一打が迷わずフェアウェイの絶好のポイントにピタッと落ちて止まった。一方、二位で追いかけ
一時二打差まで迫るトリンガーリ。どういうわけか右に大きくはずしてしまった。もう、なんかそういうゴルフの神様が居て一日中
くっついていたずらしているようです。
松山のセカンドショットがあわやアルバトロス?。テレビでみていたら
カップの縁にあたってはねたようだった。ウッドの5番の赤いシャフトをしごいて拭く表情が変わらない。
この時点で松山の優勝は間違い無しの場面。この日はイーグル二回と、もうなんともすごいと唸るしかない。
松山の優勝インタビューをみてからチャンネルをかえたら、徳光さんの件のバス旅です。地元の茅ヶ崎から移動しつつ
いねむりしつつを観てから、笑点にチャンネルをかえていたら。他で体操やっているんだよなって話で。
進退をかけて鉄棒に挑む内村航平が見えた。これが結果的に、6位でおわりとなった、グスン。
もうご苦労さまとしか。一方若手の橋本が、演技は満点、良いのだが、わずかにまさる中国に抜かれて銀メダルで惜しいのなんの。
このあとは・・・キムチ鍋を、青天を突くを観ながら。渋沢栄一ストーリーで興奮感激の一日のおわりです。
白鵬が引退。自民党総裁が岸田さんに。眞子さま小室さんの御結婚の御報告があった。
オータニさんの46号と10勝がなかなかでないのはフォアボール攻勢のせい。飛んでも弾道が低くて、フェンスをなかなか越えない。
なんてときに、今日は台風16号が・・・ホントに東京にも来た!
大相撲雑感 リバイバル①(こういう発想が良くないと抹消された分)
あー残念!高安負けちゃったなあ。阿炎が左にかわったのについて行くも何も。頭抱えられ、ぐっと下に押さえつけられ、
前につんのめって。なんかの加減で脳震盪か。
なかなか立てなかった。
何が悪いのだ。考えたねワタシも。これは四股名がいけない。高に続く安がよくないのではないか?
高のあとに単純に高にしたら、高高ってなるけど、ミスプリか!って各方面から物言いがつくかもね。でも
よびだしが「たかたかー」なんて言ったりしたら子供のファンが喜びそう。「ただいまたかたかの片側の肩が先、
わかたかかげの肩がたかたかのかたほうのかたよりあとについたのではないかと物言いがつき
・・・」なんて勝負審判が舌噛んだりしたら面白いね。
じゃ、上とか、昇とかにしたらいいのではないか。高上、高昇、それから高登、高隆なんてのも結構な出世名ですよ。
山つけたら高見山がいたし。高鉄山も強そうでもらえるものならもらってもいいね。高血圧ってのはよくない。
じゃ低血圧ってのは?・・・よくないに決まってるね、ビョーキだもん。
わかってますよ、ふざけんなって言うんでしょ。どうせ無責任発言ですからね。
でも高安には勝って優勝してほしかったな。
2023年大相撲雑感 リバイバル②(底意地の悪さで抹消された分)
大相撲10日目の玉鷲には竜電の取り組み。押し出しで玉鷲に軍配が上がりました。
立ち合い、両者まわしを取り合う。玉鷲の左腕が竜電の右脇に入り下手まわしを狙う。これを嫌った竜電が左へ体をかわす。
この時竜電の足が土俵いっぱい。のけぞる竜電の背中が土俵直下に座る審判の佐渡ヶ嶽親方に向かって、もうひと押しになってる。
これを見てか、意図的(わざと)か玉鷲、渾身の力で竜電を押したから、たまらず竜電俵を割って土俵下に落ちていく。
その大きな体が・・・惜しい!佐渡ヶ嶽親方のちょっと右に落ちていったので親方無事だったが、玉鷲チェッっていうような顔をしていたとか。
ちなみに佐渡ヶ嶽親方の息子が琴ノ若で、この日は好調の阿炎をきれいに押し倒したのだが、
阿炎が土俵下へ落ちていく姿を佐渡ヶ嶽親方は何事もなかったかのような表情で静かに正面を見据えているようで。
親方の眼球が痛いくらいに左いっぱいに寄って阿炎の敗残に視線を注いで、息子の琴ノ若勝利を一瞬ウフフってな顔で
見おくっていたとか・・・。
仏罰と神罰
5年前、大晦日を宵っ張りしたはずみで、H神社の初詣を済まそうと思った。その前年は参拝者が少なかったのにその年は参道の鳥居から続く人だかり。参道の階段で四列にされて一歩一歩進むと階段を上がり切る。左手に手水舎があるが列から抜けると順番を取られると思って、清めせずすすんだ。周りの人もそうだったし。だんだん本殿に近づく。賽銭を用意しようと思って、小銭入れを開けると縦にぎっしり一円玉があった。その時500円玉も見えたし5円、10円に100円玉もあったし実際見えていた。そのとき左側に若いフカフカの襟巻きをした和装の娘さんらしき人がいることに気づいた。ふっとお賽銭にこれだけ大量の一円玉を一気に投げ入れるところを見せつけたら、まさか良いお年の紳士(?)のオレが
1円玉なんかお賽銭に使うはずがないと思うはず。したがってお隣のお嬢さんはアッ、五百円玉をあんなに沢山景気よく投げ入れる粋な方!リッチね!なんて思うんじゃないかと自分勝手に、それもお賽銭を入れる寸前にオレ思ったのね。それで勢いよく手のひらに乗るだけのⅠ円玉賽銭を投げ入れました。
お賽銭箱の構造はこっちから見て箱の左右に平たい板が取り付けてある。この板は角度違いに取り付けてあるから真ん中で左右に硬化や札が滑って底に落ちるようになっている。この板だけであると跳ね返ったり、悪い気を起こした者が賽銭をかすめたりするので、三角柱の縦棒が箱の向こうのヘリからこっちへ約1寸間隔で横木で桟になってる。桟は賽銭箱ごとこっちへ倒せば牢屋の鉄格子にあたると思う。
オレの投げ入れた一円玉の三分の一がこの桟で左右にバラバラっと軽い感じで跳ね返された。かろうじて桟をくぐり抜けれた一円玉の半分が向こう岸の板に当たってこっちへ跳ね返された。跳ね返るときのいとも軽い音にその有様をみてきっと隣のお嬢さんは、すぐオレのことを、見栄で沢山賽銭を投げて格好つけたけど、実際はケチな親父じゃん!バチ当たって賽銭突き返されてんじゃん!と気づき、多分友人なんかにそのことを言いふらしたに違いないと思った。跳ね返った一円玉を拾ってまた・・・とも考えたが一旦地面に落ちたお金を拾っていいものか分からなかった。そのまま、ガランガランして二礼二拍手合掌住所氏名職場に願い事を唱えて、一礼して参拝を終えたのだった。
その日だ、急に発熱して37.8度になったのは。
オレはすぐにこれはアマテラスのバチのせいだと悟った。薬を飲んで一晩寝たが熱が下がらなかった。どうしよう、オレは熱に浮かされた頭で考えた。アマテラスより強い神様っていないか、そうだN山のお不動さんに事情を話してアマテラスさんへのお詫びの仲介をしてもらおう、なんて熱のせいだろう、そういうことにした。
微熱があるのにオレは京成に乗ってN山に行ったのだった。電車の中でN山をお参りする前にうなぎを食べるといいらしい、なんて誰かが言うのが耳に入った。それどころではない神罰に見舞われて起きながら、しかも微熱でだるい体だ、うなぎなんかくえるはずないだろ!とおれはその意見を却下した。駅からさっさと山門の階段を登ると、このときは千円札を振る舞おうと思っていたのだ。だが、賽銭箱の前に来た途端にオレの小銭入れにいれた指先が500円玉を左端に寄せると、その右に固まった10円と5円玉を掴みだしたのだった。そのまま15円を賽銭箱に入れて、今回のアマテラスの神罰を悔やんでおります、なんとかお不動さんのお力で・・・なんて本気で拝んだね。
京成に乗って、山の手回って東上線でやっと家に帰ったら、猛烈に体調が悪くなった。このとき40度越えの熱発となった。
一晩解熱剤と感冒薬を飲んで寝て過ごしたが熱が下がらず、そのうちに7年前に亡くなった親父が、これもまた5年前に亡くなった犬を連れて迎えに来た。オレも苦しいから連れて行っておくれと夢の中で叫んでいたが、親父が本当に情けないヤツだなあって顔して消えていった。朝起きたら37.1度になっていた。まる二日喉を通らなかった胃におかゆを茶碗に一杯入れた。昼になって熱が38度を切ったのでホッとしたが、どういうわけかオレは、そうだN大師さんだ、大師さんの西隣のアパートに6年住んでいた。だから大師さんに頼めばいいんた!なんて思いついてね。女房が止めるのも全く聞き入れず、池袋からバスに乗ってN大師さんに行った。ついてすぐ山門をくぐって、参道の手水舎で手を清め、お地蔵さんの頭ゴシゴシ。今度こそは千円札一枚振る舞う気持ちで階段を上がったのです。そのとき時間よろしく護摩を炊き始めたところ、なんとありがたい時間に来たことよとオレは自分の幸運に感謝したのだった。護摩の炎がメラメラと立ち上がり、煙もモックモク、僧侶の読経の声も素晴らしくあたりに響く中、おれは賽銭箱の前に立った。その時、小銭入れに、バスの切符を買ったお釣りが有り、たまたまそれが手指に触れたので、オレは千円札が急に惜しくなってしまった。後で勘定したら38円だった。
その日オレは42度の熱を出してしまった。また夢枕に親父が立って、結構はなれて立っていて向こうからオレを憐れむように見ていた。
その年は一年間いいことがなかったです。
仏罰も神罰も心の有り様次第だが
様々に節度を知った方がいいと本気で思った。
次の年は謝罪の意味でH神社にもN田さんにも当然N大師さんでも紙幣でお賽銭したのでした。その年は平穏に過ぎました。