当地、赤塚近辺を歩いていると、マスクなしで歩く人が増えましたね。
特に自転車に乗ってさーっと通り過ぎていく素顔(マスクしていないの意味だが、
素肌ってのもおかしいし素面なんてったらもっとおかしいし・・・)を目にするなあ。
ま、多くの人は道行くときにマスクしている。電車の中でも多くの人は感染に気を配っているのがわかります。
一方で、このご時世の通常の有り様に逆らって”素顔”で並び喋っている者たちもいる。
東京都内の23日の感染確認は17人で、12日連続で30人を下回りました。
東京都は23日、都内で新たに10歳未満から60代までの男女合わせて17人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の火曜日より2人増えました。
都内の一日の感染確認が50人を下回るのは38日連続、30人を下回るのは12日連続です。
23日までの7日間平均は17.4人で前の週の83.3%です。
ワクチン接種の実施方法が良かったのでしょう。
当初は検査が少ないぞ、接種が外国に比べて遅いぞ・少ないじゃないかという批判ばかりでした。
一方で、日本は自国でワクチンすら製造できない国に成り下がっていたことを思い知らされました。
そういえば新型コロナウィルスが社会的問題に
なるとマスクがすぐに品薄になった。店頭からマスクが消えました。この非常時に一枚千円近くに値段を吊り上げて売る薬局も現れた。
手作りのマスクでしのいだ日もあった。
我が国は全国民に供給できるほどのマスク製造能力も失っていたのですね。
日本はGDP第三位の大国。ものづくり大国だ。なんでもかんでもフンダンに手に入る。
よその国にあるようなものは全部手に入り、なんでもかんでも使えて当たり前。そんなこんな根拠なき確信、つまり妄想に囚われていたとわかりました。
とにかく、現在我が国の接種率は世界でも上位レベルです。
もともと日本は医療技術者の医療技術が高かったから、注射の仕方も良かったのだと思われます。
薬剤選択も良かったと思います。それ以上にワクチンを輸入するための大金をはたいて払うことができたということです。
第六波が来ないとして、大雑把に考えれば前首相の菅さんの貢献が大きく、もっと良い評価を受けてもいいと思われます。
第六波が来るかも知れませんから、本当に控えて語るべきでしょうけど。語るに慎重なことはいい面もあるでしょうが
非常時、緊急時には拙速でもなにか手をうつほうがいい。
だから、菅さんはもっと評価されてもいいでしょうね。
菅さんの物腰、弱そうな眼差しにくわえて、台本棒読みの演説の印象が、批判にさらされ易かったのでしょう。
難事の際のリーダーには、勢い、勇ましさ、言葉の力づよさ、ときには語気のあらさ、
決断力を見せつけるような気力の見せ方・迫力、意図的パフォーマンスが求められると思いますね。
様々なメディアを使ったヒステリックな、匿名かつ雄弁な批判を受けやすいものです。
この時代に適合するひとは無難にものが語れるか、語尾に曖昧な言葉を多用し、責任の所在を語らない人でしょう。
批判にさらされないよう、言い間違いの危険の避け方がことさら上手な、いわば臆病モノでしょう。
逆に時代に適合しない人は、容赦のない、有名または無名の、地位も教養も人格も知れぬ、姿を隠したものの批判を受けやすいでしょう。
ほんの一言で、立場をわきまえないとかの理由でそれまでの業績を無にされ、名誉を剥奪される。
これも社会的な吊し上げ、いじめですですよ。後の世、匿名で無資格で批判だけに雄弁だった者たちが浮き彫りにされ
弾劾される時がくるまでは、みたものをみえるように言える人たちに、生き苦しさがついて回りそうだ。
逆にこう言えばわかりやすいでしょう。揚げ足をとられないことを常に念頭において、みえるものを見えたようにいわない。
攻撃されないように責任を明らかにしないし、自らは責任を持たない。当然、ワタシはこう思う、こう感じたと言えない。
じゃなかったら、挟視野で臆病なのに何もできないのに悪口だけに長けた人物が雄弁な時代。
花の種を撒けば、花咲く前から、どんな花になるか見るまで我慢もできず忍耐もできず栽培が失敗だ、
とでも言いかねない。花の種も播きもせず、播いたこともないのに、種を播くことを否定して、なにも咲かさない。
行動力の欠如した者たち。
我慢とか忍耐とか言ったものを攻撃してばかりでいつまでも成熟しない。精神力が低い者。
長い目で物が見えず、刹那の結果だけで責任を押し付けるようなモノたちの厳しい評価がもてはやされる。
批判・悪口ばかりあびせるだけで、弁解も聞かない無寛容ないまの風潮は、まったくよくない。
ワタシも今思えば今のように新型コロナウィルス新規感染者発生が7人にまでなるような結果が出る前は、
菅さんのワクチン行政を良しとも思わず、褒めもしなかった。
マスコミの流す情報にながされ、ふらふら意見を変えていた。
こんなに拙速に人物評価をする時代に大物は出てきにくいのでしょう。その他に・・・
あまり触れたくないけど、「総括」、「粛清」、魔女狩り、文化大革命、ソルジェニーツィンの収容所列島、ポルポト、
特別高等警察などなど、われわれがすでに知ったことではないですか。そんな状況を踏まない限り
新しい文明・社会・機構・常識が生まれてこれないとしたらワタシは今後どれだけ待たねばならないのでしょう。
11月になりました。
武満徹《NOVEMBER STEPS》なんてね。
新型コロナウイルス新規感染者が相当減って
連日二桁ともなれば、そろそろ秋の楽しみもすこしづつ戻る予感がします。
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乗鞍高原の真紅で深紅、盛大な落ち葉の道を行きたいな。日光男体山・奥入瀬・八甲田の秋のよそおいを観たいものだ。
個人的には神宮のいちょう並木を思い浮かべる。そこを歩けば遠くから聞こえくる清々しく趣深く優しい音色。我となく近づけば
誰かが弾く胡弓の調べであった。風も優しく日差し淡い紅葉の公園で、屋台のスナックを食べ歩き、知らぬ人々と話はせずとも空気と調べに
協調し、じんかんで疲れてこわばりきった心が一時でも緩まる時間を持てていたのだな。
あるいは久々のコンサートで夕べを過ごしたあとにターミナル駅でちょっとおしゃれな夕食などとったことなど。
または、国立西洋美術館の肌寒いロダン像の対側にある地獄門に紅い夕日があたって煉獄をおもわせるから
凍えと熱さが美術館の庭の東西で向かい合わせの夕方。
おもえばこんな感染症が無い頃は、秋にしみじみ奥深く、感慨深いことがたくさんあったな。
そういうふうであれば何するでなく過ぎる人生も良いなと思える日もあったなあ。
10月25日月曜日の新たな新型コロナウイルス感染者が17人です。ホッとしますね。
10月24日日曜日の夕方は、家に居たのですが、けっこう心忙しく過ごしました
なぜって、まずのど自慢がようやっとコロナの緊張からとけたように観られたのですね。
それから菊花賞です。
タイトルホルダーがスタートから先頭に躍り出た。そのまま一周半ダントツリードで先頭を疾駆する。第4コーナーで
二番三番がおいつきそうだった。しかし、そこから阪神競馬場の上り坂にかかって直線へ出ると、
走りすぎていく姿も綺麗・流麗。たてがみとしっぽをそのまま風の流れにのせて突っ走る。まさに気高い天馬が空を征くがごとし。
いやまさに早駆け。観ていて気持ちが良いのなんの。
見る間に五馬身あけての先行逃げ切り優勝!わー!
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この時を同じくして、PGAのトーナメントは17番から18番ホールへと場面がかわる。11アンダーで先頭をまもる松山に期待の場面。
忠臣蔵なら大石内蔵助が吉良の屋敷の前でオノオノガタといっているような。信長なら雨宿りの今川義元に一期に襲いかからん
とするところ。義経だったら、鹿でも下りおる鵯越をいかで馬で越えられぬことがあるべきものかと一期に下っていく場面。
またあるいは、那須与一が船べりを叩きやんややんやの平家の武将の目前で、女御の扇の的を今まさに射抜かん
南無八幡大菩薩、よっぴいてひよと射ようとせん、まさにその時かこの時か。
そんな、場面だ。
18番、松山英樹の第一打は迷わずフェアウェイの絶好のポイントにピタッと落ちて止まる。一方、二位で追いかけ
一時二打差まで迫るトリンガーリ。どういうわけか右に大きくはずす。もう、なんかそういうゴルフの神様が居て一日中
くっついていたずらしているような。
松山のセカンドショットがあわやアルバトロスか?。テレビだと
カップの縁にあたってはねたようだった。ウッドの5番の赤いシャフトをしごくように拭くが表情を変えない松山。
この時点で松山の優勝間違い無し。おまけにこの日イーグル二回。もうなんともすごいと唸るしかない。
松山の優勝インタビューからチャンネルをかえると、これまた徳光さんの件のバス旅、地元の茅ヶ崎から移動しつつ
いねむりしつつを観ているちに、笑点へと。そうするうちに今度は体操やるんだよなって話。
進退をかけて鉄棒に挑む内村航平。これが結果的に、6位でおわり。
もうご苦労さまとしか。一方若手の橋本が、演技は満点、良いのだが、それにわずかにまさる中国に抜かれて銀メダル。
このあとは・・・キムチ鍋を、青天を突くの渋沢栄一ストーリーを観ながら興奮感激の一日のおわりにして締めですね。
白鵬が引退した。自民党総裁が岸田さんと決まった。眞子さま小室さんの結婚の報告があった。
オータニさんの46号と10勝がなかなかでない。フォアボール攻勢がやんだら弾道が低くて、フェンスをなかなか越えないね。
頑張れ!ここまででもすごいもんだ、十分すぎる。だからリラックスして。
なんてときに、今日は台風16号が・・・ホントに東京にも来た!
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昨夜の天気図で中心がずいぶん南にずれると思ったので、なんてこと無いさ、なんてたかをくくっていたらなんと大雨になった。
昼に外出たら風もすごい。ほんと人生何があるかわからん。ヒマなので頂いた東京銘菓のひよこを何年ぶりかにコーヒーとともにいただいたら
おいしい。
でも、前よりちょっと小さく、甘みを強くしているのではないかなんて。
じゃあ、デカければ良いのか?甘くなくて良いのか?と言われても。
まさかおにぎりみたいな大きさになって、甘みが減ったら食いきれんし、
砂糖なしのコーヒーにあわなくなるなあ・・・なんて思ったら。5倍大きな一個六百円を越える大ひよこがあるんだってさ。
その場合、大ひよこではなくすでにニワトリになってるのではないか、デカさから見て。名前がニワトリさん、ですかね。
あんた、ひよこって名前が可愛いから買うんですよね。ニワトリって売ってたらどうなんですかね。
もし、派生系でパンダひよこなんてでてきたら、パンダのようですがひよこですって、言ったらそれで良いわけ?
そうなると、もはやひよこって銘柄はふさわしくない。見てくれから見て、パンダで売るのが適切ではないか。
グローブとバットもたせて大リーグひよこ、なんてね。つくる?ダメ?でしょうなあ。
しっかし台風でヒマだからって、何考えてんだろオレ!
東京都は27日、新型コロナウイルスの新たな感染者が154人確認されたと発表した。
前週の月曜日(20日)から148人減り、前の週の同じ曜日を36日連続で下回った。
ワタシは単純に減ったような気がして嬉しい。実際は新規感染者から今後のコロナの収束を語れないのはわかっている。
来年、武田薬品の新たなワクチンが使えるようになる。それは同時にインフルエンザも予防できるという。
それから、一旦コロナに感染してもその後のウイルス増殖を抑える内服ができるという話も聞かれるようになった。
昨年の今頃はワクチンそのものもなかったので、ひたすらマスクして手洗いうがいをしてビクビクするだけだった。
電車に乗っているひとびとが全員マスクをしている。国会議員も、テレビ出演者もアクリル板ごしか、マスクして話している。
こんな異常な風景。後日笑って語りあえますように、早くその日が来ますように。
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今年は日本人選手が大活躍。特に大谷翔平さん。大リーグで投手かつホームランバッター。デッドボールを受けても
涼しく受け流す紳士。これは奇跡でなければ絶対に出てこないひとであります、ヒトには違いないけどすることはもう、
高性能改造サイボーグ、あるいはめちゃくちゃよくできたアンドロイドですかね。
そういった方向性でウルトラ大統領とかスーパー首相なんかでるといいな。
大リーグっていうと少年の頃のワタシにとっては、星一徹が飛雄馬に過酷な練習・訓練を積んでやっとつかんだ名門巨人軍の上の、
もうスタルヒンとかベーブ・ルースとか聞くだけですごい。もう、どんなに頑張ったって絶対届かない
神聖な高みだからね。松山さんも全米オープン優勝。もう何人の奇跡的人物を生み出しているのだろう。
この日本という国。結構すごいですね。
ニューヨークで大水害、目抜き通りが河のようです。ここ北町三丁目は気温が急降下、太陽がかくれて涼しくなりました。
パラリンピックがたけなわですが、コロナウィルスが猖獗をきわめ、時の首相が代わりますと聞きました。
個人的にすごい暑い苦しく面白くもない夏だったなあ、ミンミンゼミの声がコオロギの声にかわって、布団が厚くなって。
昨年はオーストラリアの大火災、今年はアメリカでも森林火災がひどいらしい。ワタシが小学生だった頃、たしかに
地震かみなり火事おやじっていうのが怖かったね。最近は90歳が車で親子を轢き殺してしまう、素人が素人を殺してしまう。
何を言いたいかって言うと、悪いことってまったく想像しないうちにおきてくるってこと。最近の悪いことって、予防とか
防御できないからほんとたちが悪いな。コロナがそうでしょ。ああ、そうだ年金だってかんがえるだに怖いですね。
我が医院季節名物かき氷。物置からかき氷機を引っ張り出してきました。発泡スチロールのカップも10人分以上あります。
午後の仕事終わりに1杯、今回はコーラ味ですな。
ワタシだけ知っているのですがかき氷機の左下のネジを左に回し、上から氷を加減よく押さえつけて削るとふわふわの
かき氷がカップに積もっていくわけです。ちょっと多めに削って、上からシロップをくるくると回しかけるんだね。
明日は、その上にコンデンスミルクにあんこを乗っける。その際に抹茶もかけると良いんだね。
シロップの”水”が切れているから、しかたない。イチゴにあんこにミルクでやってみるかな、今度。
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いやだなあ、昔の優しい日本の夏はどこ行ったの? 連日の猛暑に参ってるところにいきなりの大雨洪水。
太陽が隠れ一気に気温が低下。嫌な湿気がそのまま。そして、また34度の灼熱地獄。
予防衣、手袋、マスクの中の肌がじっとり汗まみれ。
オリンピックのお祭り騒ぎが去ったあとも36度台の猛暑が残り、新型コロナウイルス感染症の猖獗。
熱帯夜が続き、毎夜クーラーをかけて寝るから
起きたときのフシブシが硬くこわばり、動作ごとに痛む。いっつも疲れた感覚。ヒートストレスが、老体に響く。
日本には雨季と乾季と暑いと寒いしかなくなってしまったかのよう。
それからね。新型コロナウイルス感染症がとうとう4千、5千台に届いてしまった。連日おっかない話ばっかり。
いい話はないのかなと、テレビみた。
自粛だ、ワクチンだ、ワクチンが足りないぞどうすんだ、病床が無いぞ、現場の先生はイベルメクチンだ
、病院の先生が中等症U以上は入院させられないと言っていて、大病院もいっぱいだ。
政府が自宅待機もやむを得ない。在宅療養で、先生とメールと電話で連絡とる。悪化しても・・・すぐに入院治療ができないらしい・・・。
ちょっと前まで日本の金メダル、野球とゴルフでの活躍なんかみて、浮かれて楽しかったのだが、
コロナ禍に加えて西日本の線状降水帯発生で大水害のニュース。
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テレビ番組で、高速道路の幅寄せで家族4人を死傷させた男の顔写真をだして、こいつは10年以上の刑になると言っている。
犯罪と報道で人間の嫌な面のむき出しを垣間見させられる。
もう一方で、終戦記念日、戦争という非常に悲惨で残酷極まった話。
こんな世相だからか、みんなイライラ、イガイガ。ちょっとしたことで喧嘩、争いごと。
SNSってやつのせいかな、日本人がみんな批判するのが上手になったようだ。
離乳食から介護問題、宇宙旅行、核爆弾、貧国の飢餓の話にいたるまで何だって非難・批判が見え聞こえる。
嫌なコトバばっかりが、世に溢れてる。
意図的に傷つける。これでもかこれでもかと傷つける。
世話になったヒトでも吊るし上げる。繁盛して儲かっていそうだと店の悪口を言い広げる。幸せな結婚をしたヒトをコトバで傷つける。
あの店は最低だ、まずい、接客がなってないと書きつける。それを皆が見てその店をもっとけなすように、
そいつの内部で増長・膨張したコトバを投げつける。
公の場にひきづり出されて訊かれたのが、
”軽い気持ちで”とか”そんな気がなかったのについつい”なんてメソメソ泣きながらいってったっけ。
野球選手の場合は、20代の独身の女で、羨ましかったからつい・・・ってめそめそしてた。
妬ましい、羨ましいで、幸わせそうな人の悪口を書いてなんになる?それすらわからん。低級な感情から人をけなす。
頑張る人に、頑張れない人を理解してやって、という。一部わかる。しかし、頑張れない人に頑張ったヒトを分かれとは言わない。
理解してやって型のひとの、優しい言い方は、頑張らなかったヒトは絶対頑張るひとになれない、と同じではないのか。
匿名で気軽な仕組みに引きずられてか、名前も連絡先もない、責任なしの、なに言っても、
アリなんじゃねえかという思いこみ。これくらい言っても良いんじゃねえか、がここまで言わねえと気がすまねえ、になるのか?
いくらひとの批判や悪口がうまくなったところでなに得することがないのが真理だ。
ひとを上手にこき下ろす毒のコトバを吐けるヒトが跋扈する。
そういうそねみ妬みをかわないように無難に生きようとする人ばかりにならないか。
かたっぽうのアシを言い訳に載せて安全を確保しながら、
もう片っぽうのアシでひどく蹴っ飛ばすようなことをする。
悪口の名人、誹謗の達人、卑怯な言い回しの玄人はだしが批判の技を研ぎ澄まして君臨する。
過去に、悪口・批判があるひとを自死に追い詰めた事件があった。
そう、そういう事件があったが、あったのにも関わらず、この悪質な問題を解決するほどの知恵も力も今見つからない。
匿名に隠れた悪質な悪口雑言が野放しだ。
災害に見舞われたところの本当の気持ちは災害に見舞われたことがないところのひとにはわからない。これは真理だ。しかし、
災害に苦しんだので、苦しんだことがないひとびとを苦しませて鬱憤をはらして良いんだとおもうなら、それは異常心理だ。
ひねくれ、妬み、ひがみから他人に迷惑をかける一番簡単な方法が匿名で罵倒・批判することだ。
しかし、非難罵倒で自らの人生が改善しない。そねみ妬み、ひねくれが消えない。
自分を変えることができない。
だれが書き付けても専門家の意見のようにみえる場がある。井戸端の子育て論議よりもっと幼稚な意見でもだ。
そこでは、知識も経験も、そもそも語る資格も履歴もないのにさもあるかのようにステートメントできる。
字面上もっともな意見もダメな意見も、おなじ字でおなじ画面上に並ぶ。だから、わからないヒトにはどれも同じにみえる。
賢い人は玉石混交を見分ける。そうではないと批判と悪口の中で思考をぐるぐるかき回されてしまい混乱したままだ。
一見平等な場で語りかけてくるようだが、真と偽、善と悪、摂理と不条理を区別しながらよめるかどうかで
あまたある虚実を含む情報のもちいかたに格差が出てくるだろう。
テレビでやっている、効き目がない健康食品の効能のコマーシャルに騙される、無駄遣いを続ける。
一方で、好きなうたや映画やニュースや、趣味の醍醐味、芸事の技術を身につけられる人。こういうことで知的格差がでてくる。
表面上の平等からバカの批判も専門家の批判もおなじように見える。それを見分けられるひとと見分けられないひとがいて結末が決定的に違う。
とりあえず被害者と加害者を作り出し、コトバで攻撃する。卑怯にも集団を募って攻撃する。
こんな批判にとりつく。ヒリヒリ突き刺す言葉を投げることが上手になっても
人間性の進歩も成長もない。
批判してきて立場が悪いとわかったら、沈黙して罪を逃れる。あるいは、
そんな気持ちではなかったとかいう粗末な言い訳をしてにげる。ワタシは知らなかったのですと卑劣な責任回避。
性は習いで、またあらたな言いがかり、被害者やら加害者を捜して同じことを繰り返して人生を無為に過ごすようになる。
SNSで安易な激励や、慰めをされて、共感してもらったと喜ぶのが居る。そう簡単にヒトは人に共感するものではないのに。
未熟なあたまが共感されたと錯覚して安心する。しかし、表面上の共感だから、肝心のこころが満たされない。
人に共感するふりをしながら、片方で強烈な避難・批判ばかりしていたら、短い人生を無駄に過ごしてしまうだろう。
今日、スーパーに行ったら、うちでワクチン接種した高齢者の顔を何人か見ましたが。
その半分がどういうわけか(わざとか、たんに物忘れで?)マスクしてなかった。
もしも、もしも、ワクチン接種済ませたからマスクしてない?ワクチン接種した後もマスクするんだよ!って言ったのに。
それ、忘れて?エッ?それ以外にも忘れるって?甲斐がないなあ!
なんだか、若い人から接種したら良かったんじゃないかと・・・・
30−50歳台の怪我や病気でない若い層とワクチン接種の機会に会話する頻度が多くなりました。
そうしてみると、なんだか自分から予約して来たはずなのに、いかにも迷惑だ不快だとワタシにいわんばかりの態度やら
口ぶりをしてくる方がいて驚かされました。
確かに新型コロナウイルス感染症のせいでワタシたちの一日いちにちが不快で辛くて、不便なことばっかりで気が晴れません。
たしかに、ワクチンなんて面倒くさいし、痛いし、怖いしうちたくないでしょうね。
ワタシの上から目線のような口の聞き方や態度、接種までスマホも使えない場所で随分待たされるし、
今の便利に慣れて、待たされることでイライラしやすいヒトからすれば気に食わないことばっかりかもしれません。
でも、ワタシにあたっても仕方がないでしょう?
ワタシはワクチン接種をすることで新型コロナウイルス感染症という大変な災厄を減じる手伝いをしているのだと思っています。
嫌がるあなたがたに無理やりワクチンをうちません。ワクチンをうってくださいというあなたの予約をうけいれ、
予約日と時間に約束通り接種しています。
来院したら、予診票を書いてもらい、体温・血圧も確認し、再度予診票を確認し、お呼びして様子を診て、
化粧品のアレルギーが出たことがあるか、アレルギーで入院されたことがあるかお伺いし、接種しています。
十分配慮しても、アナフィラキシーショックがでることもある。だけど
ワクチンを接種したほうが良いからワクチン接種が薦められてるんですね。
「うちは昼休みを利用して、12:00ころからワクチンの溶解・分注開始。だいたい接種の開始は12:30前後となります。
予診票のチェックを接種の前に確認します。だから12:00までにはいらしてください」。
★★7月20日に第一回ワクチン接種を受けた30代の方が、その翌日に「第二回目は他所の予約が取れたからキャンセル」と電話してきました。
第二回目の接種だけって、一体どこで予約できたのでしょうか?
この人のためにうちでとってある第二回目の接種一回分のワクチンをどうしたら良いのでしょうか。
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「何言っているんだ。問題ないじゃないか。キャンセルしてもいいんだ、権利だ」とお考えの方。
あなたがキャンセルしたその一回分をどうしたものか困るような、うちみたいな弱小医院で
予約しないでください。少なくとも予約時の約束を守れない方は予約しないでください。
ウチで予約する際に「一回目と二回目の接種をこの日この時刻で良いですね、キャンセルしないでくださいね」と
お願いし、それでいいですと言われたから予約したのです。二回目の接種の日にちと時間が合わないためにお断りした方も
相当いるのだからキャンセルしても良いんだと思う方は当医院での接種予約はしないでください。
★当医院に最近数ヶ月以上通われて、健康状態と病歴がわかる方の接種を優先に行ってきました。
うちは整形外科なので、足腰が悪く、集団接種会場まで行けないひとを優先しています。
その次に、要介護の方とその家族に、できるだけ早く接種してさしあげたいと思っていました。
最近、当医院かかりつけではない方の予約も受けるようになりました。その中には、相当あとになってから
当医院より早くうてるところで予約できたのでキャンセルという人が少なくありません。簡単にキャンセルしてくるのですが・・・。
すぐにキャンセルしてくるのではなく、相当時間が経ってから連絡してくるのが非常に困っているのです。
うちみたいな小さな診療所では、6人集まったら1バイアルのワクチンを注文するので、キャンセルが出たらすぐに、
そこに入る誰かを探して、埋め合わせをしなければならない。この事務連絡と手続きがみなさんが思いもよらないくらい大変です。
今回のワクチンは、一旦溶解したら半日ももたないのです。
1バイアルを6人で大切に無駄なく使うものです。自分ひとりくらい良いじゃないか、とお思いのかたは是非他所で予約してください。
気軽にキャンセルしようが、思慮深くキャンセルしようが、事務労力の負担の重さは同じです。
二股予約が悪いとまでは言いませんが、当医院のような事務処理能力が低い診療所に、二股三股の予約はお控えくださると幸甚です。
皆と一緒に分かち合う気持ちで、キャンセルしなくても済むようによく考えて予約してください。要は心の問題だと思いますがね。
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ワクチン接種の機会が増えるとともに、普段は整形外科のかかりつけ医なんか必要としない健康な若者たちに接するようになりました。
そこで感じたことがあります。
世代の違いというのでしょうか。本来、他人の気に障るような言いざまににまったく気づかない。あるいはまったく平気そうなのですね。戸惑い、
閉口させられること頻繁です。
ワタシの時代の話し言葉と、今は相当違うのかもしれない。話し言葉のやりとりは書籍やテレビといいますかまあ、メディアと
日頃言葉を交わす人々との会話から修得されるものでしょうか。
なるほどワタシも口汚いこと、言い間違い、そのときにいうべき言葉にそぐわない言いようをしたり、してきました。その都度
注意され叱責されれば良いほうで、あとで気づいて悔やむような物言いをしてきたことが数しれずあります。
そのうえで、今の話しぶりがあるのでしょう。
若ければそれだけ修練期間やら経験が短いから、そんな言い方しかできないのかと寛容にもできるはず。
けれども、ひところにまして、今の若い人のほうが一層、その話しぶりに感心できないフシを多々耳にいたします。
読む本がちがい、そもそも本離れと言って、読む量がちがうと聞いた。スマホ画面におさまる、短文・単純な文でヒトと交流することになれてしまう。
あるいは新聞はおろか、必読書と言われるものさえ全く書物を読まなくなった、その結果読めなくなった(長文を読み聞き理解することをしなくなった)
そこで、独特の口語が形成されているのではないかと考えたり。
昔のように兄弟が多くないから、兄姉や妹弟との話し分けするトレーニングができなくなっているのかとも。
父母との関係がより友人風になっていて、親から子供に対する会話ができなくなってきているためかも、と思ったり。
ある状況で、当然なされるべき会話のやり取りと話し合いに必要な気配りが、欠落し、あらあらしく粗雑で、優しさがないように聴こえます。
この手の話、冗長になるなあ。さて、このへんで切り上げます。
ベトナムの話だと聞いて覚えた短い話・・・・
広い河の向こう岸にわたりたいウサギさんやキツネさんはカエルさんに頼んでその背中に乗せてもらい向こう岸にありがとうと言って渡っている。
あるとき、サソリがカエルのところへきました。「お前の背中にのせておくれ。あっちの岸まで行きたいから、乗せておくれ」。
カエルは「嫌だよ、おまえの本性は毒針で俺を刺すことだ。だから俺が死んじまうから嫌だ」
サソリが「河を渡っている最中にお前を刺したら俺だって河で溺れて死んじまうだろ。だから刺したりするわけがないよ」
それもそうだと思った気のいいカエルはサソリを背中に乗せて河に泳ぎだした。河の真ん中あたりまで来ると
サソリはその本性でカエルの背中を毒針で刺した。それで、カエルが死んだからサソリも河に溺れて死んでしまった。
そんななはし。思い出させられます。
お世話になっていると思わない。サービスされて当たり前。サービスされる方の資格は問われない。大事にされても、他人を大事にする必要がない。
お世話になった方にどんな形でもでもお礼したい。お礼が充分だったか気になる。
世話してもらった分だけ、お礼しておけばいい。
世話させてやったんだ、もともとお礼なんか必要がない。
どの本性にも、いい悪いはないと思います。ただしそういう本性そのままで生きていくと、
それぞれそれなりにお返しがあると
歳取る程におもいあたります。
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随分前にかくし芸大会というテレビ番組があった。毎年流行った映画のネタが相当面白く覚えています。ETとかロッキーとか。
皆様もよく覚えているのではないですか。あの頃は街角に思いやりと活気と、明るい希望があったなあと、それだけの妄想です。
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昨年の7月22日はGOTOトラベルの始まりの日だった。なんとなくやっていいのか?ワタシは旅行に行く気になれなかった。一方で、
行かないと損だとばかり、駅に空港に、キャリーバッグをガラガラ引っ張り、子供をかかえ、年寄の車椅子を押して、改札を越え、エレベーターに急ぐ
ヒトと家族が目についた。ワタシは嫌な予感がするから、一度も使わなかった。昨年の今日はワクチン接種はずっと先の話だったし、手洗いうがいマスクに
外食ダメ、映画館とか博物館もダメ、デパートもダメ、池袋も新宿にも行かなかった。
その後どうだ。沖縄と北海道の新規感染増悪がとまらない。両県知事の憔悴しきった顔、都知事は控えてひかえての連呼。
そうそう、あべのマスクも手作りマスクも昨年ひとしきり巷に溢れてた。”ふしょくふ”って言葉を覚えたが、マスク不足の足元をみてなのか、
不織布マスクの値段がめちゃくちゃ高くなり、2ヶ月位だったと思うがマスクを再生使用したことも。日本はほとんどマスクを作らない国だと知った。
何が物作りの国、だ。生活に基本的に必要欠くべからざるを他国からの輸入に頼っている現実が暴露した。モノ不足の恐怖と不安が拡がった。
高度医療が日本にあると信じていたのに、ワクチンでさえ日本では作れず、外国に桁外れの金額をはらってやっとこさ手に入れている体たらく。
テレビで出てくる医療の専門家の中には全くの臨床経験がないのがいわゆるテレビ受けがいい臨床を語り、前線で臨床に勤しんでいる医師の意見を軽んじるマスコミ。
今年は5月から二ヶ月ずっとワクチン接種を続けている。もう、ウチの患者さんたちのほとんどに接種を済ますことができた。
それで、どうなった?
何を言いたいかと言うと、昨年はコロナ新規感染者が東京都では日に200人程度だったが。ワクチン接種率がお隣韓国に追いついたと
言うけど、今日7月14日に新規感染者が1149人と発表された。あれから一年、事態が改善していないということだ。今日、9時からテレビで大谷選手が先発登板
するアメリカメジャーリーグオールスターゲーム中継がみられる。スタンド、観客はマスクしてないね。アメリカのことだけど、
大丈夫かな。
背骨の骨折で動けなくなった80代がどういうわけか連続的に来院され、様々な家族模様を垣間見て考えさせられました。
脊椎圧迫骨折は相当な疼痛を伴い、家族の付き添いなしに来院できません。
コルセットと、骨粗鬆症と強力な鎮痛剤を用いた治療が始まります。
そのうちひとりは10年前まで来ていたのですが、その後は骨粗鬆症の治療を止めていた。ほかに骨粗鬆症の薬を4ヶ月前ぐらいから
面倒くさいからという理由で飲んでいなかったという。さらにまたひとりは3年前まで来ていたが、サプリメントで治ると思い、骨粗鬆症の治療を
しなくなった例だった。
結局、75才後期高齢期になっても骨粗鬆症対策を積極的にしなかった方たちだね。
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痛みそのものは2-4週で半減する。だからその半月から一ヶ月をなんとか在宅でやり過ごしてほしい。
最初の1週間は終日寝て過ごしてもらいたい。二週間目からおすわりが出来るようになる。
三、四週すぎればコルセットをつけて歩けるようになります。その後はリハが必要です。
トータルで3ヶ月はかかりますが、だいたいもとの生活に戻れます。これが標準的な経過なのですが・・・。
親を連れてくるのは良いが、
病院から施設へ入れる算段はしても、まず家で看ようとしない子(といっても、50-60歳を越えてる)が多いのが気になります。
ある息子(と言っても60後半)は、コルセット?要らない!、くすり?要らない!湿布ならもらっておくと言って帰った。
その次の日に近くの病院に入院させたからね!、なんて電話してきた。
在宅で2週間とは言わない。10日間でも看病してもらえれば入院しないで済んだのではないか・・・そんなことを嘆いていたら、
婦長さんが「親から家土地財産をもらっても、倒れる前はワタシが看ますと言っても、実際に自分の家で寝込まれそうになれば
自宅の玄関を一度もまたがせたくない。玄関に入れたら最後、家に居着かれると困る。手がかかる前に施設送りにする。
このような間接口出し介護しか考えられない娘なり、息子であっても、その親が頼れるのはその子しかいない。だから、子が親の介護を
しない点を責めることはよくないと訪問看護で教わった」そう言われて絶句。考えさせられました。
近かろうが、遠かろうが看る子は看る。看ない子は看ない。看ないことの後ろめたさを微塵も感じることがない人も居る
っていうこと。
看れないものはみれない、何が悪いんだと言われたことがある。
ワタシと家族で親を看取ったぞ、と言い返したら、今どき家で見るひとはいねーよ、'みんな’介護保険使って看ないで済んでんだよっ!
って怒鳴られたことも少なくなかった。
だから、これは間違いなくワタシが誤解していたんだ。
それとちょっと違うパターンがあった。介護してない娘が介護してる介護してる、と言って歩いているの。全く介護しない、
介護できてないのに。
当医院に来るごとにその対応が気に食わない。こうしろああしろ。中には、直接来て見て言うのではなく、倒れた親元に電話で聞いては
興奮して、しょっちゅう電話してきて、湿布を貼ってこい、ブロックをしてこい、今ショートステイ〇〇に入っているから
そこまで(医者のワタシが)行って左膝関節にヒアルロン酸注射をしてこい、って命令形の医院で顔もあわせたことがない娘もいたな。電話介護ってのがもしあるなら、それ。
スタッフは、そんなに私達の対応が気に食わなかったら自宅で自分で見ればいいのにと声にならない意見。皆一致。
その娘は一躍嫌われ者。はれもの扱い。
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その反対で、自分の生活を削って、親の介護で気がつけば70過ぎてただただ老けてしまう子がいる。
でも、そうだな。たしかにそうだ。
どんな子供であっても、身体がきかなくなったら頼れるのはその子しかいない。これが、現実だ。子供がいない人もあるんだ。
看ない子を看ないと非難し、説得し、言い聞かせても、看る子になることは無かったし、どうしようもないことだ。
看てる子に看るなと言い聞かせても、看ないでいられないだろう。
いずれにせよ、その子はその人の育てたように、要介護の親の前にいるにちがいない。
ワタシなんかが、看ない子の心をうごかすなんてことはできないな、と感じ入ったのでした。
非常に良く面倒を看ている子(50,60から70歳になってる)は実際いるし、少なくない。
繰り返すが、要介護の親には、その子しかいない。この事実は、誰も変えられない。
なるほどな。
全く逆に、親が自分の将来の介護を心配するあまり、息子や娘を生涯呪縛し、恋愛させず結婚させず、
ずっと独り身のまま家の中で枯れさせてしまった例も両手に余る数で居た。
「この子はワタシの介護をさせるために産んだ子なのよ!結婚なんてされたら困るわ!」と言いいつつ認知症が深くなってった母親が何人かいたな。
あんたは娘に看てもらえていいかもしれないが、娘は独り身で枯れてしまったよ、娘さんが年取ったら誰を頼りにするんだ?と
聞いたことがある、その母親は「そんなことワタシが知ったこっちゃない」と言い返しました。そういう親。その娘、つまり墓守娘。
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これは現実的に10年近く前にあった会話で、今その娘がひとり住む家は夜、一個の電燈がか細く灯る。雑草が茂った玄関に古い自転車と
使わなくなって崩壊しかけた車椅子が置いてある。夕暮れの道、うつむき足音もなく、いまは老婆の
その娘が小さな買い物袋を手に下げて通る。
そのヒトにはそのような親しかいなかったんだし、
その親にはその子しかいなかったんだな。

用事で2月18日に上野まで出掛けてきました。昼過ぎ電車が空いている時間です。山手線の席は相当空いていて、上野駅の構内も
かつてより人の数が減っておりました。不忍池口からでて公園の入口に。右手の交番の横の桜が7割咲いて、そこから歩くにつれ
所々にも濃い紅色の桜の花と蕾が目に入ります。動物園は緊急事態のおり、休園。花園神社、稲荷さんの境内、鳥居が連なる階段
の桜も赤白に咲き始めて、春がきたことを知らされました。少しづつ前進。良い方へ、佳きほうへ進んでいくことを知らされたようで
今年はじめての桜に励まされたようで久々乾ききった心が潤った一日でした。帰りは西洋美術館横のレストランで駅の公園口を
眺めながらホントに久しぶり、お店で腰掛けてコーヒー一杯。すこーし、コロナ以前の平穏に戻ったようでした。

毎年1月は健康診断をうけるのです。視力、脳力、感力、肺活が落ち、気力も落ちけなげに生きているだけの老いた身。これに
しがみつき、かすかな息をつないでいるこのワタシに
これでもか、これでもかと辛い仕打ちの連続。何も悪い事していないのに、知らず謝り、詫びたい気持ちの挙げ句、
媚びて受ける検査という試練。ええいままよ!落ちるものはおちよと覚悟し受けて立つ。身長体重に腹囲測定!
うーむ、大事な背が2センチ縮んでしまった。腹回り?え、2センチ去年より減りましたって?やったー。
しかし、
昨年気を抜いて腹をたるませたところを測定されたから、ことしは気を抜かず決して腹筋を緩めなかったからだからな。
こんなことしてまで、なんの意味があるのだ?!そう
思いつつ、聴力・視力測定の情けない結果に気も沈みます。
次は心電図だ、そのあと腹部エコーだ、だんだん意識が薄れて・・・なされるがまま。
メインエベント胃カメラだいっ!去年、口から内視鏡を先生からも褒められるくらい安楽に受けられたのに気を良くして、
今回も自信満々口からの検査を受けて立ったのです。
しかし、検査前の咽喉頭麻酔の薬をのどに3分ためてじっとしていなければならないのに、
目の前の検査の注意書きに
「麻酔薬は飲み込んでもかまいません」とあるのを読んで、
なんだ飲み込んで良いのかと気が緩み、魔が差し、それに朝食抜きで
腹が減っていたことも手伝って、麻酔2分の時点ですっかり飲み下してしまったのです。
ワタシも一人前の大人ですから、3分も待てないと思われたくないので、麻酔効いてますかと看護婦さんに聞かれたときに、
思わず「はいすごおく効いてます」なんて調子いいことホザイてしまったのです。
その結果、先生にわるいくらいゲーゲー。
なんの因果か、うなだれ帰る道すがら。めったにふらない雪まで降って、ワタシの健診の半日が凍えるままに終わったのでございます。
来年の検診の時はこんなことなきよう、努めます。
ワタシが最初にコンピュータに出会ったのは医学部の一年生の授業でfortranとC言語を習ったときです。
秋葉原で、漢字辞書、電子手帳と電卓が手軽な価格で出てきたころです。
専門医になった頃にザウルスと言う名前の電子手帳で、乾電池で電車の中ででも
ワープロ、表計算はあたりまえ、スケジュール、住所録ができ、電話線を使えばFAXの受け流しができるようになってきました。
大学院のときは医学部病院の、外来、病棟、薬局から医局までが電子的につながれパスワードで
管理する電子カルテシステムが実稼働していました。これなしで医療が成り立たないほど進化していました。
博士課程で実験のデータ採取・解析、処理から統計、グラフ描画までを何台ものNECのPC9801シリーズを駆使しました。
そこへ、Macintoshという、使ってみるとPC9801よりはるかに使いやすく操作を覚えやすい小型で2ヶ月分の小遣い程度の価格で買えるものが
出てきました。これでワタシの本格的なパーソナルコンピューティングが始まりました。仕事ばかりではなく私事でも重宝するという意味で。
アメリカ製のおしゃれな画面、なんだこれは!家で、机の上で、ワープロ、表計算が一台でできる、絵を描いたり、年賀状作ったり、ちょっとゲームもできる。
驚くべき総合的機能。一台の器械で電子的に医学論文を作成、保存、訂正、印刷ができ、交信できるようになった。
学会発表用のスライドも作れる。研究用の論文探しから閲覧まで自分の机から離れないままできる。
その気になれば論文作成中に、ライフにキャベツ1玉、ニラ1把、バラ肉350gに牛乳から肌着、蚊取り線香から羊羹まで注文できる。

パソコンが出てきたってことがもう、産業どころか私達の生活全般の革命だったのですね。
毎日パソコンで診療業務から年賀状まで行ってますが、もうこれがないと
宇宙服無しで宇宙船の外へ出るようなものです。一方で、「こいつ」に使われて疲れ切っている自分に気づいたのです。
ワタシを簡単に働かせて、複雑極まりない仕事を完遂させる。パソコンが四六時中ワタシに付きまとっている。
「パソコンがあるからワタシがそこまで、そのように働く」ので、疲れたワタシ?
もしや「パソコンがなければワタシはそれほど仕事ができないので、その程度の働きだけでいい」ので、あまり疲れないワタシ、となるのかな。
しっかし、疲れをしらないですねAIってやつは。こんなのに一日中付き合っているヒトから疲れ果てていくのかもしれません。

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公園で薬指と同じ大きさと形で、鱗のような模様がある鮮やかな緑の実が、樹の下に沢山落ちていました。
一個拾ってきてなんだろうかと思って、スマホで写真撮って送ったら、数時間後にこれは木蓮の実だと知らせてくる。
便利な機能ですね。
インターネットって便利だね。
だけどスマホ見ながら歩いているヒトをみるにつけ、歩いているとき使いたくないなと思います。
そういうヒトいっぱいいるけど。自転車に乗りながらでもスマホから目を離さないヒトもいる。
人生ほかに楽しいことがないのかな?俺、ワタシの幸せは手のひらの中にある!?とでも。
電車の中だと真ん前の人の視線を避ける意味でスマホに目を落としているヒトも多かろうと思います。
一方で、四六時中スマホの刺激に耽溺しかかっているようなヒトも見ますね。
幼稚園ぐらいの子を連れたお母さんが、電車でずっとスマホ見ている。
そんなふうに育てられたら、その子がどんな青春を迎えるのかと想像すると、きっとすごく扱いにくい子になりそうで心配ですね。
スマホ見ているより、幼子の目をみている方が楽しいのではないですか。傍目でみていて心配です。
他人の子だ、構うなっ!!いや、ごもっとも。ワタシは何も言いませんよ。よその子だ、どうとでもなれって考えることにします。
なんだか、スマホばっかりに時間をとられているうちに、あまりモノを考えなくなるような感じがします。
そのうち考える事自体が面倒だ、考えずに答えが得られればいいと願うようになってくるんじゃないかな。
難しくてなかなか答えがでなかったり、
モタモタしている人みてカッとなったり、短絡的思考になりそうで怖いな。
簡単にわかると便利だ。簡単にわからないとするとどうしたらわかるのか、誰か知っているヒトいないかなと探したり、
図書館に行って図鑑みたり、それでもわからなかったら、わからないこともあるんだなってことがわかる。
自分が知らないことがあり、わからないことがあるとわかることって大事ですね。
自分はスマホで何でも調べられる、わからないことがない、と思うと良くない気がするね。
ある便利なものを用いるとそれまでの不便を嫌い、省くからそのうち便利なものがないと、それまでできたことができなくなる。
不便を克服する努力と工夫はどんなに便利な時代になっても必要でしょう。
缶切りが使えない、栓抜きの使い方がわからない、マッチで火がつけられない、自転車の簡単な修理ができない、
ドライバーでネジを締めたり、緩めたりできない・・・そういう基本的な手技を失ったら、どんなに能力を失うだろうか。
いつでもうちの職員には言うんだけど「医学は知識だけではないよ。経験が大事だよ」
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医院には何人もの男子職員がいるのですが、ちょっとした戸の蝶番の付け替えや日除けつけ、自転車のパンク修理など
院長のわたしと事務長がやってきたのです。しかし、近頃はジムチョーもめっきり老いて、目もろくにみえず、60すぎの五十肩で左肩が動かず。
仕方なし。暑くなってきた昨今は、網戸取付けに虫除けの網張を院長だけで行う状態。
ワタシだけがびんぼ臭く、あくせく、トンカチ、かんな、糸鋸、ドライバーからチェーンソーを手にして大工仕事です。
仕事を終えて、ワクチン接種して、その後からなおも働き続ける院長。
その傍らで昼に1400円もするとんかつ弁当をデリバリーで届けさせ、うまそうにひとりたいらげ、長椅子に身体を伸ばして高いびきのジムチョー。
若い男子職員があと3人居るっていうのに、ワタシだけが大工仕事っての。
2021年の8月のお盆は、ほとんどの方が帰省を見送り、県をまたいだ旅行も控えて過ごされたかと思います。
お盆とともに、西日本で豪雨災害発生。被害が次第に中部から関東におよぶ勢いの天災。
高校野球も順延続き、日曜日の最終試合がなんと夜9時27分のこれまでの記録を書き変えて勝敗が決しました。
お盆の最後の日曜日が終戦記念日。昼に特攻をあつかったテレビ番組を見ました。
若者を無慈悲に特攻に追いやった上官が台湾に逃げて姿をくらましたとか、終戦後に階級章をはずして
役所の仕事についていたとか。これは最悪の人災。
亡くなったワタシの父も支那とビルマに二回出征しています。生きて帰ってきたのでワタシがいるわけです。
生前「なんで生きて帰ってきた!」の罵倒を受けたと言ってました。
どうしてそのようなことを言われなければならないかという苦悩。
それ以上に、戦争から生還してきた者にどうして「生きて帰るな」と言うヒトが存在するのか、という暗い疑問。
人の生命を軽んじて語った・語ることができたヒトが終戦後も平然と生きながらえて、恥じることなく過ごしている事実。
父は、それはそれは悔しく、やりどころのない苦しみを終世忘れず、胸深く抱えながら人生を送ったことと思います。
大正の人でしたから、そういうことを話すのを息子であるワタシはあまり聞がなかったし、
あまりにも話さなかった親子であったことなど、もっと聞いておったらと、後悔しております。
父が亡くなった日。
ワタシは息子二人に、父が足部に支那でうけた手榴弾の破片による痕とビルマで左上腕にうけた
イギリス軍の重機関銃弾の貫通銃創の痕を示してみせました。お前たちのおじいさんは国のために戦ったひとだよと話おきました。
妄想劇場
[独白 元主治医から口出し間接介護のあんたへ]
第二話;介護は看病ではない、お見舞いでもない、ましてや施設に入れた親に面会に行くだけのことではありません:
今年5月、徹子の部屋という有名な番組に、あの有名な吉永小百合さんが出演されていました。
90歳のお母さんをみおくられた。それまで姉妹三人でお母さんを介護されていた。
お母さんは一人暮らしが好きだったので、夜に姉妹でかわりばんこにお母さんに会いに行っていたとのこと。
やがて、トイレまで行けなくなると、助けようとするにも、支え方が素人なのでわからなくて、床に転倒させてしまった。
それで病院に入院されたというお話でした。入院と言ってもたぶん施設介護のことだったと思われます。
「介護してました」と小百合さんがおっしゃる。
実際に介護をしたことがある人は、違いますよと言いたいのではないですか。
一般的にかの有名でお忙しい女優さんに終日の介護を期待できなさそうです。
介護は慣れです。最初はヘタでも素人でも、日々の試行錯誤で介護上手になってゆくものですが、
その介護を下手なりにでもしてみないうちにできないと施設に入れてしまえば
施設頼みの介護であって、その人は介護したことにはならない。
それで、介護してましたと言うのです。どういうことでしょう。
あなたの娘が女優だったとします。年中介護頼めますか?3日に一日でも終日の介護を頼めますか?
介護が本当に始まるのは実は下の世話が必要になってからです。トイレ動作の軽介助から、ベッド→トイレ移動、
ベッド→車椅子→トイレ移動、ベッドとポータブルトイレの間の移動と重症度があがり、
これでだめなら時間で決めておむつ交換になってゆく時間的経過があります。脳血管疾患で一期におむつになる方も多いです。
実際の在宅介護で思い知るのが尿量の多さです。だから日に6回はおむつ交換しないと部屋中に尿便臭がこもります。
それに三度の食事介助。食後の口腔内の清掃、歯磨き介助、うがい。服薬。通院介助。入浴介助。着物を脱がす、着せる。
起こす、移動させる、ベッドまで連れてきて寝かせる。入浴は体力的に無理な場合は介護保険でやってもらう事ができます。
介護保険で食事や通院介助も頼めますが一人暮らしの家に他人が入ります。それでよければ。
つまり、介護したことのある方からみれば、トイレ介助程度では、「介護しました」とは言えません。
面会、手伝い、看病のレベルであって、介護ではないです。介護は終日拘束の面倒見の連続です。
ちょっと行って顔見てお話して、たまに弁当食わせて、喜こぶような話をして、それから自分の時間・都合で自宅に帰ることができるのです。
自分だけの生活の場にもどれるのです。介護の現場は違います。介護されているひとと自分が生活の場と時間を共有している以上、
時間と体力のどうしようもない拘束が、介護される方が死ぬまで続くのです。自分の都合で出掛ける、帰ることなんでできないのが介護です。
直接介護と間接介護。同居介護に別居介護。別居間接口出しは介護ではありません。
施設に親を入れるか介護保険全部使って独居させている子供が、介護の仕方あるいは診療にあれこれ文句をつける、
ヘルパーを見下して命令する、悪口を言い立てる。なにかと医者の治療に注文をつける。それが親に役立ってると思っている。
だったら自分の家に連れてって、看てあげなよ、できないだろ。口出し介護もどきが一番腹が立つ。
本当に終日、同居直接介護している人から見たら、介護したとか言ってほしくないです。
しかし、本当に介護しなかったひとが介護してましたと誇らしげに語ってます。そういう方だって、
いずれ自分の身体で身にしみてわかる日が来ると思います。
それにしても、小百合さんのお母さん、本当に一人暮らしが好きな人だったのでしょうか?結局、
一人で動けなくなり施設に入るまでの間、娘三人に交代で独居の家に夜ごと来させたかったのでしょうか。
もしかしたら誰か気心が一番しれた子供と同居して
いつまでもそばにいてほしかったけれど、子供を拘束したくないからという
子供に気遣った、母親の思いやりから一人がいいんだと言っていたような気がするね。
第一話;40歳過ぎから今までジムだの、水泳だの、ダンスだの散々やってきたんだ。健康な老後になるはずだったんでしょ?
随分前に骨密度が良いってどっかで言われたのを信じて、ワタシが散々骨作りを薦めたのに、鼻でせせら笑って無視してたでしょ?
それだけじゃない。どっかのスポーツセンターで骨が若いと言われてんだ、あの整形の医者の言うことは嘘だよって吹聴して回ってたでしょ。
レントゲンで腰の骨が弱ってますよと言っても、他の所では骨密度が良いと言われているんだ治療は要らないと言い返してた。
知り合いのおべっかは信じても、あの整形外科医はうそつきだ、私はちがうのってわらって疑ってた。
それが今になってどうです。圧迫骨折で背中と腰が死ぬほど痛みますって?
あれほど悪態ついてきたここになんで来たの?他のところにも当然行ったって?ほー、じゃあそこでなんで治してもらってないの?
態度が悪かったんじゃないの?ちがうの、そこが遠くて通いきれなくなったって?そう。なんだ、一番近いからねここは。
数年前に散々文句言って、それ以来来なくなったの。覚えてる?そう、でどうします?ここで治療うけるの。
水泳とかダンスとかジムやら接骨では治せないんですか?治らない?そうだね、治るはず無いよね。やっと分かった?
虫歯になる前に歯を磨いて予防する。虫歯になってから歯を磨くのでは手遅れ。それと同じだね。
娘がくれたサプリメント?!そう?本当にそれが効くならこんなに背中が曲がらないしここに戻ってこなくて済んだのだけどね。
しかし、あんたは、今や腰が死にたいほど痛む、外を歩けないくらい膝が痛む。
おまけに頭が老化して、些細なことでカッとなる。医者に食いかかる。曲がったおへそが戻らない、困った老人になってる。
いままで友達だった人は?何してくれる?やっぱり疎遠になっただろ。
子供は電話で話すだけ。自宅で面倒見ます、の言葉がでてこない。
息子がいます、娘がいます、いつでもみてくれるって、言い返してたあんただ。その子供がちゃんとあんたの面倒看ているんだろうな!
一人暮らしのままだって?そうだろうな、
あんたが言うように、そんなにできた息子娘様だったら、これまでに一回でも「うちの親がお世話になってます」
位の挨拶に来るんだよ!それが常識。
それが、なんだあんたが頭ボロボロになってまともに一人で生活できなくなっても知らん顔だ。

行き場を失ったあんたが、俺の診療所で小便撒き散らし、廊下でウンコ垂らして散々迷惑かけてるのに、顔も出さんで。
ボケてまともに動けなくなってきたアンタという、肩の荷を早くおろしたくてこっちが知らないうちに、安い施設に入れて、
楽になろうとするんだよ。あんたの子供は、物分りがいい内科の先生に介護保険の書類書いてもらって、
介護保険に入れるんだ。ホームセンターに行けば数千円で買えるような手すりや足台がもったいないと、
介護保険なら杖代が一割で済む、手押し車が手に入るって。そのくせあんたに自分たちの玄関をくぐらせたらそのまま
居着かれはしないか心配するんだ。少しだけでも面倒見てみて、看れるかどうかやってもみもしない。介護保険で
うまいとこ、どこかでみてくれないか、聞いて回る。そういう施設はお金がかかる。だけどその代金を出す気も、出すだけの余力もないんだ。
あんたがあんなにかわいがって、盆暮れにお年玉やら小遣い、
入学祝いでさんざん金くれてやった孫が何できるんだ?もとより年寄りの面倒なんかみられるような孫じゃねえよ。甘やかせて育てた孫だ、
中学にもなればお年玉くれてやったらすぐに、早く家に帰ろ!ってお前の息子娘の脇腹を肘で小突いて促してたろ。
そんな無情で無能な孫の親ってのがお前の息子で娘なんだよ。
今、パソコンであんたの年金相当の
老人ホームやリハビリ病院を必死でネットで探す一方で、あんたの家土地を値踏みする。貯金をいくら持ってんだろ、
兄弟で分けたらいくら入るかって、目を血走らせているんだよ。
だいたいあんたがいつ来ても泊まれるようにって娘息子が建てる家に金払ったろ?
その家に、あんたがウンコ垂らして小便垂れ流すようになってから一緒に住もうと言ってみな?
玄関に一歩も入れてくれねえんだよ。
入ってきちゃ困るからあんたの娘息子はな、ネットで毎日せこい老人ホーム探すんだぜ。
老人ホームだってな、月に25万円かかって入居費用が400万はかかると知った
あんたの息子娘は、介護にすがる、ケアマネにすがる。在宅介護だ。ときどきあんたの子が顔出すだけだ。
そのうちに、腰が痛くなってみろ、膝に水が溜まってみろ、痛い痛いというと、
それまで不義理してきた俺んところへ、ケアマネから電話だ。なんとかしろってな。
「この人はワタシが知らないうちに他の先生に鞍替えして介護に行った人なので
その先生に責任もってもらってね」と言い返した次の日、また次の日にお願いしますって、
ケアマネ通してくるんだ。あんたの娘息子が直接お願いに来ることがないんだ。
それでも何を言うか聞いてやると「お前のところで今まで診させてきたらこのざまだ、
あんたのところなんか信用できないから大病院に紹介しろ」なんて言い出すんだよ。
おれがあんたを20年診てきたんだ。最初にあった65歳のあんたはもう85歳を越えているんだ。
娘息子は20年経っても親が60代のようでなくてはいけないってつめよるんだよ。
だったら75歳のときに同居する気はなかったのかね。親の老化を見てこなかったんだよ。
まあ、大病院に行けばいい、行ってみな。結局介護老人だから検査していいとこ2週間入院させたら
、近くの病医院へ行ってくれって言うんだよ。あんたの腰痛はショートステイで治らないんだよ。
痛えイテえって騒いでみな、あんたの娘息子がおれんところへケアマネから電話させんだよ。
ショートステイ先へ行って、ヒアルロン酸やらノイロトロピンを出前みてえに、俺に行って射ってこいってね。
あんたが介護になるまで診てきたおれんところを裏切って頼った内科なんか、腰にブロックしたり、
お膝の水抜いたりしてくれねえんだよ。だけどなこれまで、あんたの娘息子が散々俺を悪様に行って歩いたからね。
モウ遅いんだよ。
こんなに口出し間接介護の娘息子がズタズタにしたあんたとこの診療所の絆は
もうはるか遠いところで切れてんの!サヨナラね
「オッサン言語!?」
森さんってすごいなあ。今度はあんり議員秘書がすでに女性とは言えないお年、なんてね。ワタシにはとっても思いつきません。
六対三の後攻の九回裏で、森さんがスリーランホームランをかっ飛ばしてくれたような。もう、なんて鮮やかなスーパープレーに
怒るなんて気持ちにななんかなかなかなれません。わー!すっげー、です。でもね、森さんの世代からワタシくらいまでのステテコやら
ももひきが似合うオッサンは、たいていそんな言い方、考えが方わかんなくないと言うか、何が悪いんダロ?
ぐらいに感じているのではないですかね。
別に悪気はないのですよ。エッ?悪気がなくてわからないから余計悪いって?
みんなで寄ってたかってオッサンを責めないで。そんなに難しく考えてないんだって!オッサンは。
ワタシも叱られるような気がするからね。
最近はちょっとした言葉に皆さんことの他敏感で、
こういいましたよね?ああいいましたよね?ちゃんとスマホで録ってます、なんて詰め寄って怒ってくるからね。
何も言えませんよ、あたしのようなオッサンは。いいじゃない、ちょっとぐらい悪口言ってみたり、いい間違えたりしたって。
NHKの字幕だって誤字脱字があるんだから。
オッサン世代の口の悪さは、誤字脱字だと思って、もうすこし平らかに、やさしくオッサン言語を見守ってほしいなあ、と
思ったのでした。
わ〜〜、だれかワタシを非難する?やめて!もういじめないで、ね。

森さんがなんか言ったので、オリンピックのボランティアを辞退するのですか?引き受けた時は聖火ランナーになれたことが
晴れがましくもあり、素直に喜んだのでしょう?聖火ランナーになることに純粋なボランティアの決心を持っているなら、
森さんがなんか言ったからといって放棄しないでしょう?外国の女性記者が森さんの失言を叱責すると堰を切ったようにそうだ、そうだ
女性蔑視だ、けしからんと日本人の中からもそうだそうだ、けしからんと声を上げる。じゃあ、どっかの大統領が言い放った数々の
蔑視発言の時に森さんの女性蔑視のときのようにみんな声をあげましたか?片っぽうで多様性だ!考え方の違いがあるだろう!受け入れろ!
と言っておきながら、今回のことだ。森発言の善し悪しは別でしょう。聖火ランナーしたら森さんと同じ考えですって思うの?、思われるの?
誰かになにか言われるのが怖いので聖火ランナー辞めるんだ?今後も誰彼になにか言われないようにびくびく生きていきたいんだ?
森失言がせっかく決めてもらった聖火ランナー辞退にどうして結びつくんだ?
数ある応募者の中から聖火ランナーとして選ばれたのだから、しっかりとその任務を遂行しなからものを言うべきでしょう?
聖火を運ぶことそのものは何も悪くないんだからね。それが、森の言い草が気に食わねえから
やーめた、ですか?
観客がいないとみんなにみてもらえないから、どうせ中止になるかもねとおもったらから、とかはたまたノリで応募して受かってしまったが、
あとになって面倒くさくなって
ボランティア止めたくなって、世論を読んで森さんの失言にかこつけて、一抜けしたくなったのじゃないかなどと思われても仕方ないのではないですか。
辞退の連鎖がヒステリックにみえましたね。だいたい、森さんくらいのお年の日本男性は、
言い方は違っても似たような言い方しながら女性とともに長い人生を送ってこられたのです。その言い方を女性たちは自然に受け流していたのです。
他人がなにか言った言われたで突っつきあう、親しいはずの間で言い草が気になると言ってはこき下ろし合う。そんなことで離婚したり、殺し合ったり、
起きなくていい事件がおきやしませんか?
一つの「言い方」であって「考え方」であって、押し付けがましい思想ではないのだから世代の意見の一部と受けて、流すのなら流すべきだと
ワタシはおもった。
なんか、コロナの鬱屈を年寄りいじめで集団ではらしているようで、森失言→女性蔑視→聖火ランナー辞退の流れは好ましくないなあと感じました。

当院は整形外科ですから、熱発や咳が続く患者さんはまず来院しようとはお思いにならないでしょう。
そもそもウチで発熱や咳が治ると思われないと存じます。
それでも、入り口で非接触検温と新型コロナウィルス感染チェックしています。もしもチェック漏れかと思われたり、
診療後に、年齢・家族背景などから判断して感染の危険を感じた場合は、過剰かもしれませんが
念の為に、都度、備品・机・椅子・床・壁やトイレまで消毒をしますがこれが本当に大変。手洗い・アルコール消毒を何度も繰り返すので手がカサカサ。
毎日予防衣、帽子に手袋とマスクの窮屈な生活に慣れはしたものの、いざ家に帰りマスクを外すとホント息が楽なのを実感します。
ワタシが小さい頃は子供は風の子!と、一日中外で遊んでいたものです。

今の季節は、凧揚げに独楽まわしにメンコ、長馬に野球!
一日遊びまわっても遊びきれなかったなあ。
おんなのこがリリアンとかゴムだんなんかしてるのを横目でみてましたね。
雨や雪の日はともだちの家で、漫画の回し読みにトランプ、ダイヤモンドゲーム。横丁の影でベーゴマ、パチンコでスズメ撃ちしたり。
ワクワクドキドキの少年時代が炸裂してました。
今の子どもたちは目に見えぬ新型コロナウィルスの恐怖と社会的自粛攻めで、家に閉じ込められて。可哀想すぎます。
願!新型コロナウィルス退散!
「10月18日午後5時頃、新宿区百人町の都道を自転車で走行中、
歩行者の20歳代女性に接触、顔などに全治約1か月の重傷を負わせ、現場から逃走した疑い。
防犯カメラの解析で浮上、警視庁新宿署は9日、東京都新宿区大久保、
居酒屋経営小沢正志容疑者(73)を道路交通法違反(ひき逃げ)と重過失傷害容疑で東京地検に書類送検。」
この卑怯なひき逃げ犯が73歳ですからね。若い人ばかりが悪とは言えません。
こういう輩、いずれ因果が巡って、でっかい事故するだろうけど。
こんなひき逃げするような者が、三世代にいるだろうから、この手の犯罪は根が深いね。

少し前からか、マジ?ヤバイ!など、程度が低い表現をテレビの司会者がしても問題視されなくなった。
NHKのテロップ字に間違いが多々みられるようになった。現場ですぐに気づき訂正を加えられる人物が
NHKのスタジオに居ないのではないか。

スイスの有力ビジネススクールIMDが16日発表した2020年版世界競争力ランキングで日本は34位と過去最低を更新した。
調査対象は63カ国・地域の各国政府や世界銀行の統計データと、経営者へのアンケート調査を基に算出された。韓国は24位。
昭和に育ったワタシが子供の頃、囲碁や将棋でなかなか負けを認めない子がいたものです。
そんな子は次第にみんなの仲間に入れなくなることでそういうワガママが損だナと、知らされた。
あの頃は兄弟が多くて形勢不利になった途端に機嫌を壊したり、だだをこねる子はお兄ちゃん
お姉ちゃんがコッツンやって、子供同士の仁義をしつけたものです。
正月に兄弟親戚の子が集まれば家のあっちこっちで何時間もゲームして遊んでた。
ズルしたり、負けを認めない子は仲間はずれです。
その頃、一番はやったゲームは?
そうだなー”トランプ”。
選挙の投票をやめろ!というのと最後まで勘定するべきだ、という二つの意見の優劣は言うまでもないことです。
問題は偉大なる民主主義国家の一国の大統領が、自分の国の選挙に不正があると認めていることではないですか。
何年も代表をし、自分でこうあるべきだと指導してきた国家の選挙がおかしいといったら、それをなんで是正しなかったのか
問われるでしょうに。よその国のことですから下赤塚の町医者が言うようなことではないですけどね。
3日投票の米大統領選挙の大勢は4日に入っても判明せず、共和党候補で現職のドナルド・トランプ大統領と
民主党候補ジョー・バイデン前副大統領が大接戦を演じている。両候補とも開票途中の段階で勝利への自信を表明した。
皆さんテレビで今日一日一番目に触れた海外ニュースです。よその国の大統領を誰にしますか?というのを決めるための
選挙をしているわけです。聞いたり見たりしているニュースで、郵便投票が不正だとか無効だとか。
民主主義の国で今更、そんなことをわざわざ言って問題にするのかと思いました。菅さんのときはワタシは投票しなかったな。
我が国に相当の影響を与える圧倒的な権力をもつのが米国大統領です。しかし、あくまでも我が国ではなくよその国の大統領です。
いずれにせよお付き合いの仕方が大事でしょう、菅さん。
大阪市の存続が決まりました。大阪都構想が挫折し、維新の会の松本市長さんも引退と。旧態が存続。
アメリカでは大統領選挙がもう明日、結果はすぐにはわからないそうで。しかし。トランプ大統領は新型コロナウィルスに感染し
一時は数日であったにせよ入院して。その病み上がりでお元気だこと。74歳でこの元気。スーパーじーさんだね。
「電車で席をゆずったら中国のかたですか」と言われたという記事があって、そんな、日本人はそんなことがないはずだが・・・と
思ったが、電車に乗ったら席を譲るような若者がもういないことに思い当たった。混んでいる中で脚くんでスマホみている、隣に
バッグを置いて余計な席をとってへいき、でっかいバッグを股に挟んで腰を前方にずらし脚を拡げている。むしろちゃん
とした座りかたをみるのがまれになった。それを注意しづらくなったし、注意したって治らないだろう。電車の広告でその手の迷惑を漫画で
警告している。そんな漫画広告が電車の中にたくさんある事自体が、電車内の礼儀/作法が廃れたことを示している。情けないと思った。
★[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米大統領の主治医ショーン・コンリー氏は12日、
大統領が新型コロナウイルス検査で陰性と判定された
ことを明らかにし、周囲には感染しないとの見解を示した。74歳で肥満体型であるが新型コロナウィルスに感染しても
10日間程度で快癒する可能性を立証したことになるか。高齢者はかかったらすぐ死ぬわけではないことがトランプ大統領、
ジョンソン首相、ボルソナド大統領・・・それからもしかして北の将軍も?・・・の例から知れるんでしょうな。
しかし、庶民はすぐに粗末なベッドで死んで骨で箱詰めで帰ってくるんか?
★トランプ大統領が新型コロナウィルスに感染したと、そういう報道ができ、言いにくそうだったが質問を繰り返されれば
酸素吸入を一日したとか、血漿注射とレムデシビルとデキサメタゾン使いまして、4日目に退院してホワイトハウスで養生する
など、日本のワタシにも分かるように報道される。そういう報道がなされる国というのは自由が保証されていていいな。
秘密主義の国だと、報道管制するだろうから。報道の自由はいいことだな。そういえばイギリスのジョンソン首相、ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領
も公表されていて、みな結構な年で治療方法も違っていたけど復帰しました。そういう報道聞くと慰めにはなりますね。
それはそうとメラニア大統領夫人はどうしてるのかな。
★ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療を受けているが、
10月4日、車に乗って病院の外に姿を現し、集まった支持者に手を振って応えたという。
トランプ氏はこれに先立ち、支持者を「電撃訪問」するとツイッター(Twitter)に投稿していた。
そのうち元気で帰って来たら
新型コロナウイルス感染もそうそう怖がらなくても良いんだ、という印象を全世界にあたえるが、
それで良いのでしょうか。
★トランプ米大統領(74)は10月2日未明(日本時間同日午後)、自身とメラニア夫人が新型コロナウイルスの
感染検査で陽性だったので直ちに隔離に入るという。このニュースを聞いてああこの人ならあり得るナ、と。
アメリカ大統領選挙を前に初めて行われたテレビ討論会のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領の激しく
非難しあう様はどうみてもルール無視の討論でしたね。
本性を隠して影で感染拡大に一役買うような人よりは正直というべきか。年取りすぎてあらわと考えるべきか。
なんと言ったって超大国のリーダーであり、また今後なろうという人ですからね。
新型コロナ感染症対策のお手本になってほしいです。
10月1日は中秋の名月が東の澄んだ中空に浮かんであたりを爽やかに照らしていました。天気予報がいい方向に
はずれてよかった。左下に赤っぽい金星も点光源で見えていましたね。秋の虫の音、十五夜の月。
大相撲は正代が優勝。九州熊本出身で、熊本は地震と台風と相次ぐ災害があった。シンボルの熊本城の悲惨な姿。
そのうえ全世界的に、新型コロナウィルス感染症がなかなか収束しないなか観客も少なく寂しい応援席。本当に良いことがない。
そんな時に地元出身力士の優勝が何よりもの元気づけになったのではないか。今場所は東西両横綱を欠いたが、ワタシ個人的には
カチアゲというあらっぽい、なにか勝てば良いんだろ的な態度をみない正攻法の取り組みをみられてよかったと思う。正代には今後
是非大関で活躍してほしいと思う。最後まで奮闘した翔猿の負け際のきれいで悔しそうな表情と、その後の爽やかさも今後
応援したくなりました。
◆最近気になった記事
「優先席=気まずいゾーン」。約60%の現代人が「電車で席を譲らない」という題名で書いてありました。
リサーチサイト「TEPORE」が約38,000人に行ったアンケートで、「電車で席を譲らない」と約60パーセントが答えたという。
他国では日本のように優先席が存在する国はまれで、ほとんどの先進国で優先席を採用していない。(参照元:Bluebook)
カナダやフランスでは優先席が最近見受けられるそうだが、あったとしても障害者や妊婦が優先で、
そのなかに「お年寄り」は含まれていない。このように他国でお年寄りのための「優先席」が存在しないのは、
わざわざ優先席を指定しなくても、多くの国々では「お年寄りに席を譲るのは当たり前の行為」という認識が広まっているため
である。それに対してのお年寄りの受け入れ態勢も整っていて、当然のように席に座るような風潮があるのだという。(参照元:MADAME RIRI)
日本人の「席を譲らない」行為は、外国人が見ると大変困惑するそうだ。
どこに行っても親切だと思われている日本人が、お年寄りには冷たく「思いやりがない」という悪い印象を持つ人も多いという。(参照元:MADAME RIRI)
この記事以外に、日常電車内でスマホ手に脚組んで足裏を人に向けて平気でいる、脇に荷物を置いてるから他の人が座れない、
大きなバッグを脚で挟んでのけぞって脚を開いているから両隣が窮屈で通路にいる人の邪魔になっても気づかない・・・そういう態度の人を
見受けることが少なくない。
60%が年寄りに席を譲る意味がわからなくなったって、そんな国に住んでいるんだ!
後期高齢者医療制度に則れば、後期高齢者は75歳以降を指します。たしかにワタシの40年近い経験と記憶に
照らしてみても75歳を境に半分は介護が必要になりそうで、残り半分があと5年機能維持ができるように思えます。
総じて
75歳までは水泳をしたり、ダンスや踊りを楽しみ、登山やテニスができた。
それだから、健康でいられると信じて疑わなかった。そう、根拠なく勝手に信じてただけ。
だから、75歳をすぎ、人生の幻の健康という魔術が解けていくのを知るようになる頃、老化の現実が迫る。
それは関節とホネの痛みのかたちで訪れる。同時に思いも寄らない量の「くたびれ」を伴う。
そして、日常生活に支障をきたす老化があなたのカラダに露呈してくる。それまで遊べたこと・モノがピタッとイケなくなる。
あわてて、歩く・泳ぐ・体操に通う・健康食品に手を出す。が、もはや魔法は解けているのだ、
全く効かないばかりか痛みが酷くなっていく。「タチマチ、痛みも疲れも、肌の艶も皺も取れる」式の、
ありがちな偽広告に騙されるとおわりだ。通信販売の悪魔の餌食。テレビのコマーシャルタレントが言う効果があるはずがない。
健康の広告はほとんどが嘘だからだ。何かをたべたら何かの病気がどっかへいくはずがないじゃないか。
その「病気」は老化だからだ。近寄ってくるが遠ざかることがないのが老化だ。
かつて祖父祖母・父母が身を以て見せつけた節理だ。そうじゃないと言う?いいですよ。
そのうち自らの骨格と関節の痛みと動きの悪さが、遊びほうけた挙げ句の消耗したカラダに付け届けを払わせに来るのを知るから。
老化は必ずあなたの幻の健康に追いつく。その時はすでにいわゆる手遅れ。
早めに老化の歩みを緩めるようにしないといけないのですね。 ひらの
母親が、6歳と3歳の子供を炎天下の車に閉じ込め、遊び歩いている間に子どもたちを死に追いやった。飲み食い、友人と遊んでいたが、
警察では体調が悪かったとか、保身の嘘をつきつづけるものだから取り調べが進まない。
他に、2歳の男の子がお母さんに絵本を読んでって言ったら、母親がその子を布団蒸しにしたら死んでしまった。
この母親は、前に布団蒸ししたときは死ななかったと言ったというのが、恐ろしい。ことここに至って言い訳するのも
憎らしさの極みだが、以前に何度も布団蒸しされていたその子の無念を思うと本当に底恐ろしい女だと思う。
犯罪は昔は銭金、性欲、出世欲からくると思っていたが、子殺しとなるとわがまま以外のどんな欲が原因になるのだろう。
継母ではなく実の母による子殺し。多分わがままがすぎて離婚したりするのだろう。旦那もその程度の女に子供を産ませたのだから
その程度の男なんだろう。人間性の劣化にも程がある。
実の母が殺しにかかってきたら、幼子はどうしたって命をつなぐ術はない。ひどい話だ。最近こういう事件をよくきく。
子供より自分が大事、電車に乗っていれば目にする横暴で気配りのない若い女性が本当に多くなった。
わがまま三昧。わがまましかできない。犯罪をしてでもわがままを通す。それでいて世間一般並みの結婚、出産をする。
わがままならそれでいいから、せめて世間一般並みの生活を無理してしないと決めてほしい。そうすればせいぜい、嫌われ者で
無礼なおばさん位でいられる。人殺し、子殺しまではしないでいられる。自分をよく見てわがままならそれでいいから、それ以上の
生活を望みなさんな。殺された子どもたちが本当にかわいそうでならない。
ワタシも内科へ通う一人の患者です。いい先生にいい診療をしてもらいたい。だから
できるだけいい患者でいようとつとめます。一方で、腰痛の若い新患が「お前!勉強してるか!」。
いささか勉強してきたから(今はばかになっているかもしれんが)ここにこうしているのではないですか、とお答えしたのですが
「ケッ、信じられねえ!インターネットで勉強してるかって聞いてんだよ」って。
ネットで勉強なされててお分かりなのですから、いかにも勉強してなさそうなワタシを選んで、
わざわざお叱りにお越しにならなくてもよかったのではありませんか、ネ。
例えばです。5人の5歳の熱と咳の子がいました。ネットではこの五人は同じような症状と所見を入力して探索する以上、
ひと通り同ような治療をすすめられるでしょう。それでいいですか?経験豊富な小児科医は”それぞれの子ごとに”診察し、
考え、感じ、経験に照らし合わせてそれぞれの子ごとに最善の方策を考え診療するはずです。
患者さんって(ワタシも患者の一人です)こういうことをお願いしているのではないですか。
それをネットじゃこう言っていた、テレビ医者がこう言っていたと迷いたいですか。
ワタシの分野でいうなら、転んで右手首を骨折した5人がそれぞれ同じ骨折をするかということです。
ひとそれぞれ治療が違う。骨折の癒合時間も経過も合併症も違う。後遺症も違うのです。
今では、パソコンで自分の症状を書き込めば、そこそこの診断と治療方針を知ることができます。
実は、それで済む程度の病気や外傷ならわざわざワタシのようなバカ医者に会いに来る必要がないです。
「ネットで分かってっから(何を?)抗生剤出せよ」と言って来る若い患者も増えました。うちは内科じゃないのに。
予診でどこの病医院にも接骨院にもかかってませんと書いておきながら「腰椎コルセット、持ってっからいらねえ」
そう持ってるの、それで合ってるか見せて持ってきてくれない?どこで手に入れたの?「い、今はもってないんだよ、昔の」
昔っていつ頃、最近?どこの先生にもかかってないんでしょ?問い詰めたら、怒鳴って帰ったけど、
わざわざワタシのところまで嘘ついて、バレて、恥ずかしい思いしに来て、一体どうしたかったのかな。
「湿布なら持ってるよ」「ふん、ロキソニン?家にあるから要らねえよ」
ロキソニンどこで手に入れたの「家族のをもらったんだよ」(あら、この人一人暮らしだったけど。
それに、保険使って処方された薬を他人にあげるのは違反だけど)
なにか「ネットで症状を検索して病気がわかるんだ」と言うので、そうですか、じゃワタシどうしたらいいんです?」
「レントゲン撮れよ」。はい撮りましたよ、よかったですね症状と一致するような所見がなくて、それでどうしたらいいんです?
「それがわかんねえから来たんだヨ!」って。
接骨院で言い含められてレントゲン検査だけしてこいと言われてくる患者もいる。
10年以上診てきた88歳のお母さんの娘。今までウチに一回も顔出したことがないのがいきなりきて「医療関係だから詳しいヨ!
バカにするんじゃないわよ」とワタシよりも知識がある風で威張って文句。
「どうしてこんなになるまで放っておいたの?」お母さんも85を過ぎればできないことも出てくるのではないですか?
というと「私世田谷の方に住んでんのよ、世田谷の先生だったらこんな治療しない!道具出して私が教えてやるから」
っていう。どうもそのマトモな治療というのはテーピングらしい。
すんまへん当医院にはスポーツ用のテープはあるが、娘さんがいうようなテープはないのでね、と目の前で紹介状を書きはじめまして、
お母さん良かったね、これから世田谷のマトモな先生に紹介できるから、娘さんの家からマトモな世田谷の先生に診てもらえるね、
そのマトモな先生に今までのワタシの不出来な治療をお詫びしつつ紹介申し上げるので、
娘さん、そのマトモな先生のお名前教えて紹介状の宛先書かなければいけないでしょ?
と言ったらその娘さん(と言っても60歳過ぎてる)がお母さんを置いてドアをバッシーンとしめ出て行ったきり帰ってこなかった、ネ。
【創立当時の今は恥ずかしの院長のたはごと】別に威張れることでもないですが生まれも育ちも隣の駅、東武練馬近くです。
地元の方なら分かる、北野保育園、北町小学校に北町中学に通ってましたから。ここ北町三丁目は練馬区の西北の隅もすみっこです。
医院の入り口から片足ケンケンで、5,6歩もたたら踏んだら板橋区にはいってしまいます。
もし板橋区と練馬区間で戦争になったらワタシはここで中立平和に徹するか、はたまたその時その時、威勢がいい方について医院を守ることでしょう
。昨年の震災に耐え、ビートルズやロリーングストーンズをワタシよりよーく理解されている団塊シルバー世代とタメぐちメじゃないゆとりっ子に挟まれて過ごすストレスの毎日にも耐えて健気に生きております。
こんなことはともかく、当医院にはワタシも含め家庭介護経験がある職員が多くいます。
認知症にかかわるBPSDの問題、介護人の欝、介護をしたひとしないひとやおむつのあれこれ
、ようするに学問では語りきれない様々な疑問、苦悩、悩みを語り合える雰囲気があります。
ワタシ自身は以前頚椎症性神経根症のために頚椎の後方除圧術を受けたり、痛風やら五十肩から、夜間頻尿を自ら経験、なんとか今日まで生き抜いた実績を誇っています。そう遠くない過ぎし日に、
要介護度Xの親の在宅介護(ケア)から納骨までを、診療を継続しながら経験しました。医科歯科大学時代の最先端医療から、町医者の診療、親の褥瘡治療まで
ひと通り勉強した医師としての長き日々。もうすこし頑張って行きます。