北町整形外科医院の公式ホームページ



 

  北町だより

今月の休診の予定
  特にありません

わたしが小学校の頃は、お月さんを"のんのさん"と呼んで普通に話が通じました
そのころのお使いの帰り道のことです。秋の日はつるべ落としと申します
どんどん日が暮れていく川越街道を朝霞から北町へと、とぼとぼ一人歩いておりました
川越街道で志木方向を見返れば、今の人にはわからないでしょう、狐火がチラチラみえました
背中に不安な気持ちが湧き上がる都度
右後ろをふりかえります。すると、お月さんがついてきてくれているのが分かります
夜になっても月夜はあたりが見渡せるくらい明るいのでした
 それに、なんたってお月さんがついてきてくれてるんだ心配ないヨって子ども心に感じられていたのです

  それから時が流れます。アームストロング船長が砂だらけの月面をはね歩き、星条旗をたてたのをテレビで見ました
あの時からかなあ、ああ月にはうさぎがいないんだなって・・・
 あの頃の子どもって、辛いことが結構あってね
そんな折々に、宙にのっと浮きながら見守ってくれているお月さんの明るさに随分心を慰められていたように思います
まるくやさしく明るい月の表面を見上げておりますと影の部分が浮かんでみえてきます
 きっと誰かが言ったからそう覚えたのでしょう。ウサギさんの餅つきがみえるのでした
 今よりもずっと、なにからなにまでの~んびりしていた頃のハナシです


どっかに小さな文字で「あくまでも個人の意見です」
 「実際の診断、予防、治療に効能がなく、国の審査も受けていません」と書いてある
サプリメントは栄養補助"食品"です
体に入って薬理作用を発揮する"薬"ではありません。だからどの病医院でも処方されませんね
しかし、こころあたりの病医院に行ってみたものの、一向に症状の改善がみられないとか、治療法がないと言われたような
"お医者様でも草津の湯でも治らない"場合
あるいはもはや"どうしようもない"不定の症状であって、辛いだけ
これは自分自身であってもご家族知り合いであっても
ツライ・イタイ・クルシイ・どう表現したらいいんだろうなどの症状を見聞きすれば
何もしないでいられないのでしょう
これはワタシのような半端な医者でも全くそう感じるのですが
 いささか薬理学の知識があるから栄養補助食品と薬剤は違うと分かるからサプリメントには手を出したことがありません
サプリメントに大変興味を持っている方は少なくなくて
あるいは自覚無しでサプリミント使ってる方が多いのではないですか
コマーシャルみると、この病気や症状はこの栄養成分が不足している
  この栄養成分でたちまち症状が良くなる
 この製品にはその栄養成分がたっぷりはいっとる、だから効くんだ
一度お試しください、初回お安く、その後高価でお売りします
 これ毎日テレビでやるから効くような気になる人が出てくる
  ワタシはまったくサプリメントやってマセンと言ってる奥様の部屋になんとかDとかCとかの小瓶が並んでたりします
むかしホームラン王が薦めてたかな?
 学生の頃、遠足に持たせてもらってきた同級生もおったな
あれ、結構息が長い健康ドリンクですね
 飲むとかるくゲップだけが出ますな、あれでニキビが消えるとか痔が治るとか 目がよく見えるようになったとか活力ギンギンになった人を知ってます?ワタシはみたことないなあ

聞けば親の機嫌取りで買ってくる娘さんもいるらしい
 「ためしてみたら?」って言ってるんだろうな多分
この、"ためしてみたら"の前の部分を邪推すると 「大方効かないと思うけど、モトモト食いもんだからサ、薬じゃないし副作用の心配がないデショ、だから」でしょう、違います?
要するに「大した効き目がないモノだから、副作用も大したことがないと思えるから安心だ」でしょう?
 結局、効き目がないけど気休めにどうです?って、親を思うワタシの気持ちですヨって、ね
これが癌・悪性腫瘍・難治性内臓疾患とか難病だとしたら、訳が違ってくるでしょう
 癌や難病の患者さんと家族の「試してみたら」は、手術や抗がん剤を使ったけど"残念効果がみえない"とかの失望があるのではないかな
あれもこれもしたけど、悔しい!効き目がなかった!こんな失望から
 試してみる気持ちになるのでしょう


【健康に良い運動】
①プールでの水中歩行、背泳などは基本的にカラダに良いことです。せいぜい60-65歳くらいまでのメタボの方はどんどん励んでほしいですね
 ただし、65歳をすぎてきたら、脊柱に変形を起きてきたり、関節筋肉が弱ってきますので自己流で続けたら良くないですよ
 とくに女性の場合は65歳過ぎたら骨粗鬆症の評価(脊椎のレントゲンチェックと骨代謝マーカー測定のこと)と 予防のため骨粗鬆症予防薬か治療薬か活性型ビタミンD3を処方してもらいましょう。
サプリや畳鰯とか魚や牛乳からカルシウムを摂って日に当たれ、というのは昔のはなしです。
②マシーントレーニング、つまり器械で同じ関節を同じ姿勢で負荷をかけつつ動かし続けるトレーニング用機器は中年までの方の筋肉つくりにおすすめです
 ただし、65歳を過ぎ、老化で弱ってきた関節には本当に良くない。早く言えば、高齢者は、マシーントレーニングなんかしないほうが良いです
 手っ取り早くて安くて身近でも、理学療法士や作業療法士も整形外科医師がいない施設というのは、健康増進で健康な人が行くところです
骨が弱ったとか、どっかの関節が悪い方にはよくない
だって、そうでしょ。病気には治療で、健康は維持です
 第一に、メディカルチェックを受けてから自分は健康増進の運動が良いのか
 治療とリハビリが良いのか、よく考えて選択しましょう
③ジムトレーニングは、運動強度と種目、どの関節と筋肉を適切に運動していくかを見れる優秀なトレーナーが居るジムがおすすめですが多分相当高額です

  1日5000歩歩けばいいだろうというのは、もう時代遅れと言われます。事実良い効果がないことがわかっております
 普通健康な方だったら日常生活で5000歩くらい歩けるのがアタリマエ
 おれは5000歩も歩けないゾってなったら、スーパーに買い物に行ったもののそのままじゃ帰ってこれないからシルバーカーにすがって なんとかこなすしかない
池袋まで電車で行けなくなってますよ。家族にすがって旅行に行ったとしてもたのしくない。
 日常であっちこっちへ4000から8000歩歩けるのが、介護状態になる前の普通のトシヨリってものですね
 朝5000歩歩いたのでこれでヨシ、あとはずっと家で寝起きする、というのはよくなさそうなのはだれだっておわかり
 1日8000歩とテレビで聴けば、万歩計で8000歩歩いてきたらもう十分、あとはゴロゴロ・・・これは良くないですね
 年金生活に入って最初は片付け、書類、銀行から役所周りで疲れていたものの、半年したらゴロゴロ始めるの、良くないと思っての最低限5000歩くらい、でしょ
 だから1日5000歩歩けば良いってことはありませんしそういう思いや考え方は良くないと言っているのです

プールでただ歩く、泳ぐだけではなんの効果も見込まれません
 プール運動の効果があったとすれば、まず体重が落ちています。それが落ちないのよねーっという。まず運動量がたりないのですね
 水の中で楽に1時間も2時間も続けられるようなのは、温泉に浸かっているのと変わらないのであって、まったく運動強度が足りていません
 水泳で200mづつ距離を伸ばして行くとか、体重が一月0.5kg減ってきたとか、太ももの太さ脛の太さが1センチ増えたのが確認されていれば続けて良いです
 大方、プール運動をなんとなく続けてきた方、楽だからですよね
 1ヶ月で体重を1.5kg落としますのでこういうふうに泳ぎ歩き、これくらいの時間続けてまた来てくださいと指導されたら行きたくないはずです
  つまり、プールに行ったら漠然と何かよくなると思いたくて行っても効果がないです
  できれば疲れることはしたくないっていうのも効果がないです
  運動効果がある運動は、軽い筋骨格の痛みと疲労を感じるまで運動強度と期間と頻度をあげて行くものです
  次の日に痛いところでもでてきたら嫌だ行きたくないそれでやめたらなんの効果も見込めません
  疲れたところへもっとやってくださいなんて指導されたくないのならもともと続きませんね
  顔見知りにあんた、げんきそうねーって言われたいがためにやっている。そういうのみっともないでしょ
 そういう人がいっぱい溜まっている。そんなプールに惰性で行っていませんか?

   プールに25年も通っていたのに弁膜症になり、変形性膝関節症が悪化し、腰部脊柱管狭窄症が慢性化した方もいます
 そうそう、気が強くて誰の意見もきかないで、毎日毎日歩く、泳ぐ。そばの誰かれ構わず声かけて友だちだと 思い込む。誰かれ構わずプールは良いヨ、健康になるヨ、ワタシみたいにこーんなに脚があがるヨって喧伝していた。そういうボケかた した方、これまで何人もいましたネ。  こういう方、実は家庭内で孤立していて孤独感が辛くて仕方がないのだと思っています。
人一倍衰え自活できなくなることが怖くて仕方ないそれなのに・・・
体力が落ちることが極端に怖い一方でこんなに元気だと他人に見せて、 相手の方にお元気そうですねと言ってもらうまで誇示するようになる
 動けなくなったら頼る家族がいない。これがもとにあって
誰彼に褒められては、それがおべっかであっても、自分が衰えていないことを根拠なく再確認して破顔一笑する。 逆に専門のワタシなんかが、効果がみえないですヨ、なんて言おうものなら、途端に感情のコントロールがはずれ、激怒。 もはや忠告が耳に入らなくなる。

 おおよそ健康を目的に運動をする、というとそうですねーとまずそう思う
 次にどんな機能を良くしたいのか、どこをよくしたらいいんですかと考える
 体重が多くて、足腰の筋肉のちからが落ちました、となればプールに散歩ではないでしょ、リハビリですね

ゴルフをしていて肩の動きが悪くなり夜中に痛む。ウォーキングして数日後に膝が痛み階段を降りるのが辛くなる。草むしりしたら腰が痛くなる・・・ そういうことから分かること
 スポーツや労作で健康になるのではない
 スポーツや労作ができるのは関節筋肉が健康であるうちである
 スポーツや労作を一人でやって楽しく、生きがいを感じるのはボケてないから

 他人にお元気そうですねと言ってほしいだけでするスポーツや労作は、自宅で誰かを介護するようでツライしつまらない

     メタボリック症候群にウォーキングが本当に「良い」のか?
それぞれ
65歳以下のひとが週に1-2日、すくなくとも8000歩、そのうち早足30分ウォーキング
66から75歳の人が、1日10000歩、そのうち早足30分ウォーキング
75歳から上の高齢者が、1日7000歩、そのうち20分早足ウォーキング
をした人のおよそ半分にはメタボリック症候群に効果がある"可能性があった"という報告がある
・・・ということは、残りの半分の人たちには効果がなかったのです(京都大学とカルフォルニア大学の共同研究で対象者2017から2019年のデータ)

75歳以上の女性が膝腰が良くなると思って、手っ取り早かったのでしょうマシーントレーニング+強引に薦められたサプリメントで 膝に水がたまり、腰椎の変性側弯が進行悪化し、ついでに認知機能が低下して要介護状態になる例も少なくない
 心理的背景に、「病医院にかかってない」だから健康だって思いたいのではないですかね
【根拠なき確信】妄想
病院に行ってないので健康だ・・・こうなると凄いですね 妄想が!
薬飲まないだから健康だ・・・聞くと一瞬ああそうかと思いますが、トンデモナイね
すべての病気と老化は栄養を補うと治る・・・ホントかよ、すると病医院要らないねえ

【根拠なき信心】狂心
5000歩歩いてきたので健康だ・・・楽チンして健康にはならんですよ
毎日娘と電話で話しているからボケない・・・同じ人と毎日おんなじお話してて、ですか
すがもの赤パンツで下のせわにならない・・・こうなると江戸時代のおまじない
栄養ドリンクは健康に良い・・・それ飲んでればホントーに癌にならん、ボケないのですね
などなどきりがないですね

78歳くらいのお父さんが毎日あきもしないで万歩計で5000歩、6000歩と歩いていた結果、膝に水をため、脊柱管狭窄も悪化した例はすくなくありません
漠然と自分勝手に老化に対抗できると信じて、毎日まいにち自転車で2時間3時間乗りまわし、ワタシも町のあちこちでお会いしていた、そのお父さんが! 結局、脊柱管狭窄症状がよくなるどころか悪化。とうとうオシメになったが 自分勝手な性分がわざわいし、家族に疎まれ、とうとう望まぬ施設送り
漠然と自分が健康に良いだろうと思ってやっていた運動の結果、骨格・関節・神経・血管と筋肉を損なう
本当は営利目的で運動効果無視の、手軽な運動施設でもそういうことがおきている
 医療類似行為で医者モドキの勧誘チラシもあります
 「病医院で治らなかった腰痛がたちどころに改善!」の宣伝って、医師免許なしに病気なおしちゃう・・・らしい
そういうの信じるのすごいなと思いますね
  ・・・・・・
老化に対して効果がある運動といってもアタマ?膝?腰?どこに効果が
ボケ予防の運動・・・・つづく

 テレビ、ラジオにネットで・・・盛んに老人(どっからどのような方を言うんでしょうかね・・)をスポーツに駆り立てる
ビジネス目的のジムやらフィットネス会社がスポンサーですから
儲かればいい、一人ひとりの結果なんか知ったことではないのです
 薬品じゃなくて食品ですが、病気に治るという気にさせる健康食品に似てます
 結構暇なんですよ、トシヨリって。通院とか買い出し以外は外に出ることがない
通院と気休め程度の水泳と5000歩程度の散歩以外に用事もないしね
でも家の中にこもってはいけない、これは確か

 人によって、コンディションによって、それぞれおすすめの運動というものがあります
 運動をどれくらい、どこまで頑張るのかを知らないでやみくもに連日しているだけだと
運動器を壊してしまいます
簡単なハナシです
たとえば、プール運動は楽ちんですよ、一旦水に入ってしまえば浮いているし、誰でもずっと続けられる程度の運動ですね
 ジャグジーなんかあるともっと楽ちんな感じがして、もっとつづけたくなりますねー
 しかし、痩せるつもりで始めた水泳なのに、ブクブク太ったまま、全く効果がない
 しまいには、やせないけど"友だちとおしゃべりしてボケ予防になる(?)"なんていい出す方も
   どうして?
それは運動してるのではないからです
ただ、遊んでいるだけだからです
 家に座っているよりいいかもしれませんが、楽ちんに遊んでいるだけだからです

何言っているんだ!って怒る方もいますね
 そういう水泳でけんこうになります、と信じたい方
でも、25年そういう方で、見てきて言えることが次のようなことです

プールは良い・こんなにいい運動はないって
もし、天から神様があるいは昔だったらお姑さんから見たら
 それ、熱心に働いているようにみえます?
 真っ赤な水着着て水に浮かんでふわふわしてるお年寄りを見て
 遊んで楽していると思われませんかね
 それでも健康になれば良いけど
これ言うと食いかかってきて、怒った方も何人もいますけど
 66歳以後にウォーキングとかプール運動、ジム運動では関節に良くないヨって言ったら
猛烈に怒って、食いかかってくる方も結構いましたけど、結局認知症になっていったから
少なくとも宗教のようにウォーキング、ジムトレーニングと水泳で健康になります、とか
 
ウォーキング、ジムトレーニングと水泳をするなと言っているんじゃないですよ
 「それだけしていれば良いってことではない」ってことです
  せっかく運動をしても、結果が身体運動機能に現れて何らかの効果が出なければ意味がないのです
 例えば水泳は水の中で働くための筋肉がつくんだよ
 陸の重力に抗しての運動のための筋肉はつかない
 わたしら、陸上で生活するんだから
陸上の動作を強化するような運動をしないとね

 プールはコンディショニングとメタボリック症候群解消にすごく良い

 65歳までのビジネスマンの会社帰りに焼き鳥にビールが毎日のひと、週に二回程一回2時間以内程度ね
 さあ、プールに行きました
それで、メタボリック症候群が改善するほど泳ぎ歩かないと
 適当ではいけません。歩き30分、自由形で20分程度は頑張ってください
 そうすると2-3週間で効果が実感できます。体重、胴回りにね
単純にプールだけ言ってますとか、5000歩だけ歩いてますって人
  効果を見ていますか?
肝心の体重が減っていますか?
太ももとスネの筋肉が厚くなって来ましたか

まずは、体重を毎回計ってくださいまし
運動の三要素は頻度と強度と期間で、必ず効果を評価しましょう
繰り返します。「痩せるつもりでしている」ならそもそも「体重が減らないと」効果がないのです





骨粗鬆症の治療薬のビスフォスフォネート(アレンドロン酸などと呼ばれています)は今やメインに使われています
一時的にテリパラチドなどで骨形成を図ったあとの地固め;アンカードラッグ:と言われます
骨粗鬆の治療開始は骨密度が下がってからでは手遅れです
脊椎あるいは大腿骨のレントゲン撮影で  "一個でも"骨粗鬆症によるとおぼしき骨折があったら治療開始しましょう
重大な骨粗鬆症はテリパラチドで最初に骨量をうんと増やした後ビスフォスフォネート剤で減らないようにします
デノスマブ;プラリアやイバンドロン酸;ボンビバの後もビス剤の使用がすすめられます
重大な骨粗鬆症の骨形成治療後には活性型D3やラロキシフェン単独使用は効果がないのです
ましてやカルシウムを摂って日に当たれなんてもう昔のことになりましたヨ


スポーツ障害で受診される方が多いです。
同じ関節を単純に繰り返し運動する単関節運動は若い人の筋力アップになっても、 関節のヒアルロン酸産生量が減っている40歳、50歳以降は、筋肉がついても関節軟骨がすり減る運動となります。
エンジンオイルが減った車を走らせ続けるようなものです。
熟年以降の関節の軟骨は薄く、擦り減りやすいのです。擦り減った軟骨の破片が刺激となって関節に水が出たりします。
 筋肉だけ付けば良いという理屈で行う運動プログラムは、中年以降には向いてませんね。
ヒアルロン酸を飲んで補う類の商業広告がありますが。口や皮膚から、関節にヒアルロン酸が到達する?そんなことはありません。 口から入ったものは胃に入り、小腸・肝臓で吸収分解されます。
高血圧の薬がそのまま関節内に溜まったりしますか?同じように風邪薬が、便秘薬が・・・関節内に溜まりますか?
口から入れたヒアルロン酸が分解もされずにどうして関節内に到達して貯まっていくというの?
 中年以降はマシーントレーニングのように単純に同じ関節運動を繰り返すことはよくないでしょう。
 多方向にカラダを動かし、沢山の関節の運動をゆっくりすこしづつ動かせる種目を選びましょう。
とにかく関節軟骨の摩耗を意識しましょう。使いすぎた関節はすぐに休ませましょう。
95歳まで関節軟骨を残したいからです。

酷暑で家に閉じこもっていた体に急な運動は良くないでしょう
それで、朝とできれば夜に、部屋の中でその場つま先立ちを毎日30回つづけたら良いと思います(まずその場で立ってください。 両肩と肘・手関節と指は脱力したまま。身体を真っ直ぐ上へぐっと伸び上がる。 海藻のように体中をグニャグニャにするように意識して。膝はスクワットしないこと。必要最小限曲げるていどです)
気楽に毎日続けることです、一ヶ月やってみれば効果が実感できると思います

ヒアルロン酸は、関節の潤滑と、衝撃吸収の役割を果たしています。
ヒアルロン酸をつくる力が、40歳ごろから激減します。 ヒアルロン酸の産生量が減って潤滑力が低下した関節を頻回に単純に反復運動させれば相対する関節の軟骨が消耗していきます。
オイル交換をしないで走り続けさせた車のエンジンのシリンダーとピストンをみるようなものでしょう。
40歳を過ぎてウォーキング、水中歩行、ジムトレーニングやマシーントレーニングを頻回に熱心にしていた方に変形性膝関節症の重症例をたびたびみうけます。
健康のためにしたスポーツ、運動で膝の半月板と軟骨を不必要なまでに損傷した挙げ句に、病院通いになっては割が合いません。
スポーツと運動はメタボリック症候群と心臓や肺の健康にいいのは間違いありません。運動は健康維持に大事です。
その証拠に一旦止めたその日から心臓や肺の機能と骨格筋と骨格の働きはどんどん落ち、もとより悪くなるから運動は継続できることが重要です。 それだからこそ、運動の頻度と強度に気をつけて長く楽しめる種目を選ぶべきです。
メディカルチェックの結果とその人の肉体的状態を無視してか、知らずしてか。 ただひたすら頑張って行ったスポーツと運動によって腰痛とか膝の水などがでたら継続どころではないじゃないですか。
BMIが28をこえるようなひとがジムに行ってひたすらトレーニングマシーンの同一運動反復で汗を流した結果、膝の軟骨を消耗させて水まで貯めてしまう。
骨に重力ストレス、衝撃があることで骨は強くなるのだが、どういうわけか水泳で骨が強くなると思ったり。
体幹腹部の脂肪が減るのではないかと体幹を左右に回旋させ続けて脊柱の変性側弯をきたしたり。
水泳はメタボリック症候群、関節のストレッチには大変良いのでオススメですが、
これですべて良くなるわけではありません。なになにするだけで、メタボリック症候群の改善、骨作りから認知症予防になるわけではないです。
とくにいいたいのは、40歳を過ぎて、関節機能と筋肉量・数が減って回復能力が減少していたらもうスポーツと運動を本格的に続けられなくなる。
40歳を過ぎた人で、靭帯軟骨を含めた関節と骨格に悪くないスポーツ・運動に何がいいかどうかは、 その人の活動性の頻度・強度・期間と、骨格をはじめとした身体の状態、老化の程度、骨の強さ、もともとカラダが良かったのか悪かったのかで異なります。
でも、膝・腰に肩、背中を痛めた瞬間から、スポーツも運動も楽しんで続けられません。

どうしても、身近な施設で汗を流したい方は、あらかじめ整形外科でメディカルチェックを受けておきましょう。
特に、女性の場合は骨密度以外の骨粗鬆症の検査と脊椎と膝関節のレントゲンチェックを受けておきましょう。


ヒアルロン酸注射は、関節内のヒアルロン酸を補い、膝痛を緩和する治療法です。
普通は1から2週間に1回関節内に注射を行います。ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収され、体外に排出されますから安全です。
  副作用が少なく、2023年度の日本整形外科学会ガイドラインで推奨されている治療法です


ヒアルロン酸注射以外の治療法
1. 運動療法(膝周りの筋肉を鍛えたりストレッチをする)保険適応
2. 物理療法(超音波・低周波療法など)保険適応
3. 薬物療法(鎮痛剤など)保険適応
4. 体外衝撃波治療(集束型、拡散型) ??
5. 再生医療(PRP;片膝10万7800円・APS-FD:片膝33万円・MSC療法;片膝100万円で両膝は150万円)
6. 手術療法(骨切り術と人工膝関節置換術)保険適応
その他:生活習慣を改善、減量、生活指導
変形性膝関節症の初期から中期では、手術療法以外の保存療法を行います。重度になると手術療法を検討するのが一般的です。
再生医療はすべて自費です。保険診療として認められるほどの効能が無いからです。
再生医療は、PRP(血小板濃厚血漿)のような血液を用い、生きた細胞ではない 炎症を落とすことを期待して行われる比較的安価な(と言っても結構高価だけどなあ)もの と腹部脂肪細胞を10億個まで培養増殖したり、IPS細胞のような生きた細胞を膝に入れて軟骨再生を期待して行われる非常に高価な ものがあります。
総じて再生医療はスポーツマンや変形が軽度な方に行うと効果がある場合があるらしいですね。
とにかく2023年変形性膝関節症の治療ガイドラインで:ヒアルロン酸がエビデンスの強さB、推奨度2。運動療法がC、推奨度1。物療がC2の2。
鍼治療はエビデンスレベルCで推奨度が2で、実施しないことを提案する。
灸治療もエビデンスレベルCで推奨度が2で、実施しないことを提案する。
再生医療に関して、131ページめに「信頼性を欠き、PRPの鎮痛効果を判定することができなかった」と書いてあります。









礼儀、作法、謙遜な気持ちと相手を敬う気持ちが言葉遣いに出るように務めることが 今の時代、本当に大事になってきていると思っています。   ひらの





Copyright © 無料ホームページ制作講座
by 無料ホームページ制作講座